• No.4 慶応

    19/08/09 16:12:12


     両親はAとの面会を求め続けるが、なかなか叶わない。「上司と相談したところ、警察の周囲にマスコミが多いので、面会は当分無理です」というのが、須磨署留置場係の説明だ。

     結局、Aが須磨署から少年鑑別所に移されるまで、一度も面会は許されなかった。

    ■「帰れ、ブタ野郎」

     本の第二章「息子が『酒鬼薔薇聖斗』だと知ったとき」と題する母の手記は、念願の面会がようやく実現した場面から始まる。

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