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明徳
関西テレビ(大阪市)のバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」が5月18日、出演者の作家、岩井志麻子氏による「(韓国人は)手首切るブスみたいなもん」などのヘイト発言と受け取られかねないコメントを放送し、ツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で批判が巻き起こっている。この日の放送は収録だったにもかかわらず、制作サイドが人種差別や女性蔑視をあおるような発言を編集しなかったことは、テレビ業界全体が人権への配慮を強く求められている中で波紋を広げそうだ。【倉田陶子、山田夢留】
番組は1994年1月、故やしきたかじんさんの冠番組「たかじん胸いっぱい」としてスタートし、2015年4月に現在のタイトルに衣替えした。現在、毎週土曜正午から近畿、中京地区などで放送されている。政治や外交、芸能ネタまで幅広いテーマで、芸能人や評論家らが議論を戦わせる内容だ。
先月18日の放送では、今年2月に「天皇陛下(現上皇さま)の謝罪で慰安婦問題が解決する」旨の発言をした韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が、5月になって天皇陛下即位に祝電を送ったことを取り上げ、出演者のデヴィ夫人らが意見を交わしていた。
岩井氏は夫が韓国人だといい、進行役の漫才コンビ「ハイヒール」のリンゴさんが「岩井先生なんかご主人が韓国の方で、韓国人気質というものはよく分かっている?」と質問。岩井氏は「こないだも言いましたけど、とにかく『手首切るブス』みたいなもんなんですよ。『手首切るブス』というふうに考えておけば、だいたい片付くんです」と発言し、スタジオでは笑いが起こった。
さらに、岩井氏は「『来てくれなきゃシんじゃうから、シんだらあんたのせいだから』(と韓国に言われて)、中国とか北朝鮮は『シねば』と言っちゃうけど日本は『そんなこと言うなよ、お前のこと好きなんや』と……」と述べ、発言の終盤は効果音で消されていた。
テレビ局と人権上の配慮を巡っては、沖縄の基地問題を取り上げた2017年1月放送の情報バラエティー番組「ニュース女子」(TOKYO MX)が、真実性を立証されていない事実を示して関係者の名誉を毀損(きそん)したと放送倫理・番組向上機構(BPO)放送人権委員会に認定された。また、今年5月10日には読売テレビ(大阪市)がニュース番組「かんさい情報ネットten.」内のコーナーで、一般人の性別をしつこく確認する内容を放送したとして、13日に報道局長らが番組内で謝罪。15日には「人権上の社会的配慮が欠如していた」などとする番組としての検証結果を放送したばかりのタイミングだった。
関西テレビは、毎日新聞の取材に「急な取材で担当者に確認が取れない」としている。
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No.1 主 明徳
19/06/18 16:39:06
◇「制作陣に責任」「意識改革を」識者ら指摘
作家で在日コリアンの人権問題などにも詳しい若一光司さんはたまたま番組を視聴し、「収録・編集された番組でこのような内容が流されたことに衝撃を覚えた」という。「今回の発言は韓国人に対してだけでなく、『ブス』と呼ばれて傷ついてきた人たちや、リストカットを繰り返してしまう人たちに対する、二重三重の差別と侮蔑を含んでいる」と憤り、「常習的なリストカットで苦しんでいる人たちの現実についても誤解と偏見を生じさせる発言だった」と指摘する。
「胸いっぱいサミット!」のように時事問題をテーマにしたバラエティー番組は多く、制作現場には、他番組との差別化を図ろうと過激な内容を求めてしまいがちな土壌がある。しかし、今回の番組は収録番組だった。若一さんは「現場ではその場の勢いやウケ狙いで不穏当な発言が飛び出すこともあるだろうが、編集でカットできるのだから最大の責任は出演者ではなく制作陣にある。編集に関わったスタッフの誰か一人が人権意識を持って声を上げていればこうはならなかったはずだ」と話す。
影山貴彦・同志社女子大教授(メディアエンターテインメント論)も「差別をあおるような発言を編集せずにそのまま放送したことはこの上なく残念だ。バラエティーだから多少の過激な発言は許されるという問題ではなく、人権に対して全社的な意識改革が必要だ」と話す。
影山氏はさらに「読売テレビの不適切放送と相次いだ。個々のテレビ局だけの問題でなく業界全体の認識が欠けていると言わざるを得ない」と放送業界全般のチェック体制や人権意識にも疑問を呈する。
また、若一さんは「放送後に視聴者から少なからぬ批判が寄せられたはずなのに、真摯(しんし)に対応してこなかった局の姿勢には強い疑問を抱く」と、関西テレビが反省の意を示していないことを問題視している。
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