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韓経:UAE「韓国の原発約束信じられない」…単独落札受注まで相次いで逃す
2019年05月28日10時56分
韓国経済新聞/中央日報日本語版
韓国政府が脱原発政策を進めて韓国国内の原子力生態系が崩壊する兆しを見せると輸出に突破口を設けると公言したが空しいスローガンにとどまっている。2017年6月の韓国政府の脱原発宣言後、海外で建設・整備契約を1件も獲得できなかっただけでなく単独落札が有力だった受注も相次いで逃している。原発業界は政府の基調が変わらない限り韓国の原発産業の持続可能性に疑問を示す原発輸入国の見方は変わらないだろうとみている。
◇続くUAEとの不協和音
アラブ首長国連邦(UAE)原子力公社のモハメド・アルハマディ社長は1月に韓国電力と韓国水力原子力に正式な抗議文書を発送した。韓国型原子炉APR1400を採用したバラカ原発現場から専門人材を一方的に撤収させたという理由だ。韓国水力原子力は海外人材交代計画に基づき150人ほどのスタッフを交替した。アルハマディ社長は書簡で「原発長期整備契約(LTMA)のような重要な交渉が終えられようとする時点に事前通知なく人材を引き揚げたということは衝撃的。効率的な労働力を維持することにした(韓国水力原子力の)契約履行の意志に疑問を感じさせる」と不満を吐露した。UAEと韓国間の疎通が円滑でないことを示す端的な事例と評価される。
LTMAはバラカ原発4基の整備・修理を担当する事業で、総額2兆~3兆ウォン規模だ。UAE側は当初韓国と随意契約しようとしたが2017年に突然国際競争入札に変えた。ここでも韓国水力原子力と韓国電力KPSの「チームコリア」が単独受注できない可能性が高いとの観測が出ている。UAEが韓国に原発整備を任せる代わりに米国(エクセロン、アライドパワー)、英国(バブコック)などにも下請け形態で広く配分する案を検討しているという。契約期間もやはり当初の10~15年の代わりに3~5年ずつ分けると伝えられた。韓国の技術で作った原発の一括整備契約を得られないだけでなく受注額もやはり数千億ウォン水準にとどまる可能性があるという話だ。
脱原発宣言前の2016年だけでも韓国はUAE原発を60年間維持・補修することで暫定合意したのに続き、同年に韓国水力原子力は1兆ウォン規模の運営支援契約(OSSA)を獲得している。
◇UAE側「原発技術もほしい」
UAEは韓国との整備契約交渉で「相当水準の原発技術を移転せよ」と要求するものとわかった。韓国が政府レベルの脱原発政策を推進しているだけに生態系持続の可能性に疑問が生じたという点からだ。原発業界関係者は「LTMA交渉過程で持続的に価格引き下げを要求てきしたがこれより重要なのは技術委譲水準。核心技術をすべて渡すことはできないので交渉が膠着状態に陥った」と話した。彼は「現段階ではUAEのLTMA事業者発表時期が当初予想より大幅に先送りされるかもしれない」と付け加えた。
>>1に続く
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