典型的なＤＶ旦那です。
旦那と「話し合い」をすれば数秒でデカイ声になるから窓を閉めないと近所丸聞こえになります。
ママ友付き合いもあるのに、旦那が大声出しながら物を投げて噂になってしまった事もあります。
興奮して物を投げたのが私に当たって足の指を骨折した事もあります。
そのうち、私が子供を叱っている所に横入りし、勝手に興奮して子供に手を出す様にもなりました。

こんな旦那ですが、機嫌の良い時には気持ち悪いくらいの優しい言葉を言いますし、暴力暴言の翌日はうなだれて反省し、会社に行ってからもずっとメールで反省分を送ってきます。

後にこれが典型的なＤＶ男だと知りましたが、私はずっと自分の旦那への接し方が悪いのだと自分を責めてきました。
だけど、努力すれば努力する程旦那のキレるスピードが速くなり、私が我慢すればする程酷くなって行ったので、機嫌の良い時に取りあえず「別居」に持ち込みました。

そこから１０数年、上の子が小学生中学年、下の子がまだ未就園児の頃から別居のまんまです。
元々出張が多い主人でしたし、子供達には別居の事実は伝えずつい最近まで騙せてたのは、別居とは言え近くに住んで週３ペースで会い、週末は必ず家族団欒を取っていたからだと思います。
この家族の形がおかしいのは分かっていますし、私もこれが良いとは思いませんが、我が家の場合はこうするしか無かったです。

理由は、私が子供の教育費を削るのだけは我慢できなかったからです。
母子家庭になっても生活は出来るだろうし、並みの生活程度にまで持って行ける。
ですが、一子目が手を掛ければとても伸びる子だと思っていたので、節約しながらのシングル家庭では無理だと思いました。
これが、下の子だけなら私は即離婚していたと思います。普通に育ちそうな子だったので。

結果、上の子を医学部に入れましたが離婚していたら無理でした。
なので私の決断は正解だったとおもいます。
ＤＶ旦那で、別居に追い込まれ、子育て全般私が一人で引き受けましたが、専業主婦をさせてくれ、私は子育てに集中する事ができたのは離婚しなかったからです。

すぐにキレるし、すぐに手が出るし、女だっているかもしれない。
だけど、私と同じくなんだかんだあっても子供の事を一番に考えてくれる人だったのが離婚しなかった理由です。とにかくお金に不自由させなかっただけでも大きな価値がある人だなと今は感謝してる。