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- ライオン
- 18/05/05 01:11:35
ゴールデンウイーク中も人気の観光地でありながら訪れたお客さんからちょっとがっかりしたと言われているところがある。観光客が困惑しているワケは何なのか?その事情を探った。
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北海道・札幌市を訪れた観光客のお目当ては、名所の時計台。さっそく正面から記念撮影。写真を見せてもらうと…時計台の左奥に巨大なビルが写り込み、時計台の存在感が薄れてしまっている。
周辺のビル群に埋もれ、日本の「三大がっかり名所」とも言われる時計台。さらに、その真後ろに27階建ての高層ビルが建設され「がっかり度」がアップしているという。3年前の画像には、時計台の左側に青空が広がっていたが、4日に撮影したものには、新しく建ったビルが真後ろに大きく写っていた。
■人気の観光地の温泉宿の景色が…
実際に行ってみてがっかりしてしまったという観光スポットは他にも。福島・会津若松市にある東山温泉。年間50万人が訪れる人気の観光地。
しかし、宿の部屋から見える景色が…。
川沿いの傾斜地に立っているのは廃虚となった旅館。原形をとどめないほど崩れ落ちた建物の一部。窓ガラスは割れ、屋根はなくなっている。
川を挟んで向かいにある宿では、一番の売りである露天風呂からの眺めにも廃虚が。お客さんからはこんな苦情がきたという。「こんな景観の宿は泊まりたくないと、来てから帰られるとか、景観が残念という話はいただかない日はないですね」
廃虚旅館「高橋館」は築140年以上。
地下1階、地上3階建ての木造だったが、左上部分を見てみると、今は崩れてなくなっていることが分かる。建物内部を撮影した写真には、扉や机が散乱した様子も。強風などで10年ほど前から進んだという老朽化。観光協会は、温泉街への影響に悲鳴をあげていた。
東山温泉観光協会・川添修也会長「お客様があそこを通ると、ちょっと危険な温泉場と勘違いしてしまう」今後、傾斜地には桜を植え、平地は駐車場にするという。
日テレNEWS24 05/04 19:23
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