【日本の歴史を守ろう】新渡戸家所有地にある「時価800億円の資料」の簒奪を企てる十和田市行政

匿名

金木犀

17/11/09 10:11:52

【この問題のまとめ】

・一昨年(平成27年)の年末、十和田市が突然「新渡戸記念館」を取り壊すと言い出した。
・記念館というのは、建物よりもその展示物に価値あり、国外に持ちだしてオークションにかければ、途方もない金額がつく。市側としてはどうも記念館に展示されている展示物が目的のようだ。
・この立ち退き要求の中心人物は、どうやら日本人でないという噂もあり、疑念を呼んでいる。

***

<新渡戸記念館存廃問題>十和田市側「廃館妥当」

 青森県十和田市新渡戸記念館の廃館を巡り、収蔵史料を提供していた十和田新渡戸家が市に同記念館廃止条例の取り消しを求めた訴訟の差し戻し審の第1回口頭弁論が20日、青森地裁であり、市側は「これまで同様、条例に基づく廃館処分は妥当だ」として、請求の棄却を求めた。
 新渡戸家側は、耐震強度不足を理由に廃止を決めた市に対し、「(新渡戸家は)建物や史料の適切な管理を求める権利があり、市は耐震性を再調査するべきだ」と主張している。
 差し戻し前の青森地裁判決は、新渡戸家が主張する権利には法的根拠がないとして訴えを却下したが、今年6月の仙台高裁判決は「条例による一方的な記念館の廃止は許されず、訴えは適法だ」とし、審理のやり直しを命じた。

河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171021_21036.html

***

【新渡戸記念館存廃問題についての概要】
ねずさんのひとりごと
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3134.html

■新渡戸記念館ホームページ
http://www.nitobe.jp/
(市が勝手に公式サイトを閉鎖したために、記念館側で独自に作成したもの)

>>1 この問題についての概要(長文)

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

  • No.1 金木犀

    17/11/09 10:12:36

    十和田市誕生と新渡戸記念館
    http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3134.html

    一部引用

    敷地は、もともと新渡戸家の私有地で、新渡戸傳、新渡戸十次郎、新渡戸稲造の親子三代の墓所のある土地です。つまり簡単にいえば、新渡戸家の墓所の敷地内に、市が新渡戸記念館の建物を建てたのです。

    この建設には、生田勉といって、東大名誉教授で、日本を代表する建築家が設計に携わり、自然に囲まれた中にマッチする、美しい建物が建設されました。そしてそのなかには、約8千点にのぼる、新渡戸家代々の記念展示物が保存されています。

    ところが一昨年(27年)の年末から、いきなり十和田市は、この記念館を取り壊すと言ってきました。当初、市は、その理由を「建物の耐震性に問題があるため」と述べていましたが、この取り壊しを不服として新渡戸毛側が裁判を申し立てると、市は不思議不思議なことに、なぜか耐震性のことはまったく触れずに建物収去だけを主張するようになりました。

    しかも具体的な建物明け渡しに関しては、いまだに十和田市から新渡戸家に対して、一遍の通達も、告知文書も出ていないのです。

    でたのは、裁判が始まってから、一回だけ、建物明け渡しを求める内容証明が送られたのみです。理由の説明もなければ、代替案としての、たとえば耐震補強をする、あるいは別途新たな建物を建築する等の代案の提示すらもありません。

    その一方で、十和田市は、市内に設置された新渡戸記念館の案内標識に書かれた「新渡戸記念館→」への露骨な「塗りつぶし」を行い、さらに、裏の顔をつかって、御用新聞などに新渡戸記念館の悪口をかきたてされる等の嫌がらせを行っています。

    ところが、こうした一連の立ち退き要求について、さきほども書きましたが、

    1 立ち退き要求の正式書面の交付
    2 立ち退きに関する具体的な理由説明
    3 立ち退き条件
    4 保存物の保管に関する話し合い

    の一切を、ただ拒否しています。

    続く

  • No.2 金木犀

    17/11/09 10:14:02

    >>1からの続き)

    これはまったく我々の常識では考えられないことで、どうもおかしいと思っていたら、この立ち退き要求のシ側の中心人物となっている人は、私には本当のことかどうかはわかりませんが、どうやら日本人でないというウワサです。

    そしてでは、何のために立ち退きを要求しているのかというと、聞くところによれば、要するに記念館に展示されている展示物がほしいのだそうです。建物収去の場合、中にある動産は、建物の一部とみなされて、単に処分の対象にしかなりません。つまり、ゴミとして扱われます。

    ところが記念館というのは、建物に価値があるのではなくて、その展示物に価値があるわけです。そしてその展示物は、国外に持ちだしてオークションにかけると、途方もないお金がつきます。

    先般もあったのですが、ある縄文式土器を展示している記念館が廃館になりました。その記念館に保管されていた縄文式土器は、いつのまにか海外に持ちだされ、ヨーロッパでオークションにかかりました。土器ひとつで、いくらの値がついたと思われますでしょうか。なんと、たったひとつが、1億5千万円です。

    記念館というものは、展示物はほとんどの場合、集合物として管理され、目録などは作成されません。目録をつくり、時価評価したら、課税対象になってしまうからです。ですから、個々の展示物については、どこまでも集合物のうち、として管理されています。これは全国の記念館のほぼ全部がそうしています。

    このような記念館が、いま、日本全国に約5700箇所あります。そしてその多くが、いま、新渡戸記念館同様、廃館問題に直面しています。

    要するに、歴史的な背景(文化)が大事なのか、目先のカネが欲しいのかという、これは価値観の問題といえます。十和田市役所の全部がおかしいとか、悪いとかではないのです。市のごくひとにぎりの、もっというなら、たったひとりの市の権力を壟断する者が、自身の私腹を肥やすために、いきなり記念館の取り壊しを言ってきているわけです。

    もし、市の、この権力者の言うとおりにしていたらどうなるか。新渡戸記念館は取り壊され、そこに所蔵されてる貴重な品の数々はコンテナに詰め込まれて行方不明になります。実際、権力者側は、「展示品をよこせ」というばかりで、ではどうするのかという行方については、一切、何も答えません。しておそらくは、数ヶ月のうちに、ヨーロッパでオークションにかかることになろうかと思われます。

    なにせ記念館の展示物というのは、全国どこでもそうですが、簿価は、タダですが、現実の経済的価値は一品が数百万円から億円単位の値打ちものばかりなのです。

    まして世界的に有名な新渡戸稲造博士の遺品に加えて、570年前の黄金を散らした甲冑など、記念館にあるのは、蒐集家なら、垂涎の品ばかりなのです。
    それで、儲かるのはいったい誰なのでしょうか。誰の懐にお金がはいるのでしょうか。

    (続く)

  • No.3 金木犀

    17/11/09 10:15:58

    >>2からの続き)

    記念館には、取り壊して新たに建て直すという選択と、耐震補強するという選択があります。どちらも費用がかかります。しかし、誰がどう考えても、耐震補強工事の方が安く済みます。しかも新渡戸記念館は、シンプルモダンという建築技術で世界の建築に大きな影響を与えた故・生田勉博士の建築なのです。建物自体が、実は文化的価値が非常に高いものなのです。

    そうであるにも関わらず、なぜ市は一方的に取り壊しだけを主張するのでしょうか。その意図は何でしょうか。市は、裁判になったいまでも、いまだにその具体的な説明ができないでいます。

    要するに、市の「廃館決定」という行為は理屈が成り立たないのです。なぜなら、ただカネにしたいというだけだからです。

    しかも、十和田市は、この「廃館決定」に関して、いまだに、裁判用の内容証明一本があるだけで、廃館に関する市の通達もなければ、廃館決定に至る経緯を書いた紙もありません。普通、ボトムアップで廃館の企画を通そうとするなら、そのための企画書、計画書があるはずです。それさえもないのです。

    ないのに、事実上、廃館が決定されたことを前提に、市の記念館駐車場は建物が勝手に取り壊され、駐車場は閉鎖され、(この駐車場敷地も新渡戸家の所有です)、管理棟にあった物品は、敷地内に投げられています。

    十和田市は文化を失ってしまったのでしょうか。
    十和田市の歴史、稲生川開拓の歴史を捨ててしまったのでしょうか。
    新渡戸記念館は、いま、十和田市を相手に戦っています。
    戦いの方法は裁判です。

    裁判にはお金がかかるし、その裁判係属中、記念館内に所蔵された記念物の保護のため、空調等のメンテナンスにも、お金がかかります。そこで新渡戸記念館では、所蔵文化財の保存・活用による博物館活動に対する募金を行っています。みなさまの少しでもお力添えをいただけたらと思います。

    詳細は↓です。
    http://www.nitobe.jp/assets/pdf/20151101.pdf

    ■新渡戸記念館ホームページ
    http://www.nitobe.jp/
    (このホームページも、市が勝手に市のページを閉鎖したために、記念館側で独自に作成したものです)

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