• No.1 金木犀

    17/11/09 10:12:36

    十和田市誕生と新渡戸記念館
    http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3134.html

    一部引用

    敷地は、もともと新渡戸家の私有地で、新渡戸傳、新渡戸十次郎、新渡戸稲造の親子三代の墓所のある土地です。つまり簡単にいえば、新渡戸家の墓所の敷地内に、市が新渡戸記念館の建物を建てたのです。

    この建設には、生田勉といって、東大名誉教授で、日本を代表する建築家が設計に携わり、自然に囲まれた中にマッチする、美しい建物が建設されました。そしてそのなかには、約8千点にのぼる、新渡戸家代々の記念展示物が保存されています。

    ところが一昨年(27年)の年末から、いきなり十和田市は、この記念館を取り壊すと言ってきました。当初、市は、その理由を「建物の耐震性に問題があるため」と述べていましたが、この取り壊しを不服として新渡戸毛側が裁判を申し立てると、市は不思議不思議なことに、なぜか耐震性のことはまったく触れずに建物収去だけを主張するようになりました。

    しかも具体的な建物明け渡しに関しては、いまだに十和田市から新渡戸家に対して、一遍の通達も、告知文書も出ていないのです。

    でたのは、裁判が始まってから、一回だけ、建物明け渡しを求める内容証明が送られたのみです。理由の説明もなければ、代替案としての、たとえば耐震補強をする、あるいは別途新たな建物を建築する等の代案の提示すらもありません。

    その一方で、十和田市は、市内に設置された新渡戸記念館の案内標識に書かれた「新渡戸記念館→」への露骨な「塗りつぶし」を行い、さらに、裏の顔をつかって、御用新聞などに新渡戸記念館の悪口をかきたてされる等の嫌がらせを行っています。

    ところが、こうした一連の立ち退き要求について、さきほども書きましたが、

    1 立ち退き要求の正式書面の交付
    2 立ち退きに関する具体的な理由説明
    3 立ち退き条件
    4 保存物の保管に関する話し合い

    の一切を、ただ拒否しています。

    続く

コメント

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返信コメント

  • No.2 金木犀

    17/11/09 10:14:02

    >>1からの続き)

    これはまったく我々の常識では考えられないことで、どうもおかしいと思っていたら、この立ち退き要求のシ側の中心人物となっている人は、私には本当のことかどうかはわかりませんが、どうやら日本人でないというウワサです。

    そしてでは、何のために立ち退きを要求しているのかというと、聞くところによれば、要するに記念館に展示されている展示物がほしいのだそうです。建物収去の場合、中にある動産は、建物の一部とみなされて、単に処分の対象にしかなりません。つまり、ゴミとして扱われます。

    ところが記念館というのは、建物に価値があるのではなくて、その展示物に価値があるわけです。そしてその展示物は、国外に持ちだしてオークションにかけると、途方もないお金がつきます。

    先般もあったのですが、ある縄文式土器を展示している記念館が廃館になりました。その記念館に保管されていた縄文式土器は、いつのまにか海外に持ちだされ、ヨーロッパでオークションにかかりました。土器ひとつで、いくらの値がついたと思われますでしょうか。なんと、たったひとつが、1億5千万円です。

    記念館というものは、展示物はほとんどの場合、集合物として管理され、目録などは作成されません。目録をつくり、時価評価したら、課税対象になってしまうからです。ですから、個々の展示物については、どこまでも集合物のうち、として管理されています。これは全国の記念館のほぼ全部がそうしています。

    このような記念館が、いま、日本全国に約5700箇所あります。そしてその多くが、いま、新渡戸記念館同様、廃館問題に直面しています。

    要するに、歴史的な背景(文化)が大事なのか、目先のカネが欲しいのかという、これは価値観の問題といえます。十和田市役所の全部がおかしいとか、悪いとかではないのです。市のごくひとにぎりの、もっというなら、たったひとりの市の権力を壟断する者が、自身の私腹を肥やすために、いきなり記念館の取り壊しを言ってきているわけです。

    もし、市の、この権力者の言うとおりにしていたらどうなるか。新渡戸記念館は取り壊され、そこに所蔵されてる貴重な品の数々はコンテナに詰め込まれて行方不明になります。実際、権力者側は、「展示品をよこせ」というばかりで、ではどうするのかという行方については、一切、何も答えません。しておそらくは、数ヶ月のうちに、ヨーロッパでオークションにかかることになろうかと思われます。

    なにせ記念館の展示物というのは、全国どこでもそうですが、簿価は、タダですが、現実の経済的価値は一品が数百万円から億円単位の値打ちものばかりなのです。

    まして世界的に有名な新渡戸稲造博士の遺品に加えて、570年前の黄金を散らした甲冑など、記念館にあるのは、蒐集家なら、垂涎の品ばかりなのです。
    それで、儲かるのはいったい誰なのでしょうか。誰の懐にお金がはいるのでしょうか。

    (続く)

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