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- 月見酒
- 17/10/01 20:58:54
2017.09.26
■第2次朝鮮戦争前夜の衆議院選挙
米国と北朝鮮の両国のトップともに、相手を罵倒して感情的な面での対立も起こしている。これでは平和的な対話ができるわけがない。それと日本では衆議院選挙が始まる。この2つを検討しよう。
■米朝戦争開始は
米トランプ大統領が、ロケットマンと金正恩委員長を呼び、北朝鮮を完全に破壊するとした。それに対して、金正恩委員長もトランプ大統領を老いぼれの狂人とし、太平洋での水爆実験を行うとエスカレート。マティス国防長官は、ソウルの破壊を見ずに北朝鮮を破壊する方法があるとした。
ここまで来ると戦争を回避することはできないような気がする。今までに対話開始をしていれば、北朝鮮は核放棄ではなく、核の開発凍結で済んでいたが、強引に開発を進めたことで、中国の対応が大きく変化している。
中国の王外相は、北朝鮮に対し核開発プログラムを巡りこれ以上「危険な方向」に進まないよう呼び掛けた。11月に開催される中国人民代表大会での党幹部人事発表を控えて、今朝鮮戦争による混乱を引き起こしてほしくないようである。
そして、北朝鮮は中国も核攻撃の対象としていることを中国は知っているし、対抗上、日韓が核武装することも困るので、北朝鮮の核開発を止めたいが、北朝鮮は強硬に開発しているので、自国の安全保障上も問題であるとみなしている。
よって、米中はいろいろな場で協議をしている。中国としては、11月末までは戦争を始めないでくれと米国に頼んでいるようだ。ということで、戦争が始まるのは12月の可能性があることになる。
賈氏は全国政治協商会議(政協)の常務委員であるが、中国外交部に政策助言もしている。この賈氏は「北朝鮮の崩壊に備え、中国は米国や韓国と緊急対応策の調整を始めるべきだ」と主張。北朝鮮の体制崩壊後の政治体制の再構築も議題になるだろう、と踏み込んだ。
■戦争終了期限
12月に戦争になるなら、9月下旬には準備を開始する必要がある。ソウルにいる米国人などの退避が始まるし、在韓日本人にも退避勧告が出る可能性がある。
そして、遅くても、2018年2月までには戦争を終了する必要がある。平昌冬季オリンピックが韓国で開催されるからである。もし、この状態が続くとフランスのフレセル・スポーツ相が言うように、来年2月の平昌冬季五輪について「状況が悪化し、安全が確保されなければ、フランスの選手団はここにとどまるだろう」と参加見送りもあるとしたが、これは世界中の国々も同様に思っていることである。
戦争が始まれば、決着は数日であろう。マティス国防長官のソウルの被害を最小限度にするということは、限定核戦争を想定するしかない。広範囲の兵器を同時並列的に破壊するには、同時に数発の戦術核兵器を用いるしかない。それも米国の先制攻撃となる。
もちろん、北朝鮮が太平洋上での核実験や長距離ICBM発射などを行ったすぐ後になるとは思うが、攻撃としては先制的になる。
しかし、北朝鮮外相は、それより先に、武力兆候には「先制行動」という。先制攻撃を仕掛け、最初から核ミサイルを米国に打ち、同時にソウルを攻撃することになる。これは北朝鮮からの戦争開始になり、昔の真珠湾攻撃で戦争を開始した日本と同じようになる。これによって、米国は大義を得て戦争にまい進できることになる。そして、北朝鮮はいつでも開始できるが、数日で完全破壊される。
米国の中東戦争で見せた空母3隻による空爆ということではなく、戦術核を使うので、グアムから直接飛来して、北朝鮮に落とすのと日本や韓国の空軍が参加した空爆となる。日米韓の三軍が協力して戦うことになる。
中国も北朝鮮への侵攻を開始して参戦することになる。北朝鮮を、米国の支配地にしない約束をしているはずである。
続く
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