募金詐欺に注意 へのコメント(No.2

  • No.2 けんちんうどん・そば

    17/05/22 09:55:18

    こうした手口の募金集めは、首都圏のターミナル駅を中心に2年ほど前から目撃されていた。当時、朝の情報番組がこの問題を取り上げた際、封筒に貯まった募金でジュースを買ったり、電車の切符を購入している姿が放映されたため「フィリピン人による募金詐欺」として有名になった。その後、一時は鳴りを潜めていたが、最近になって再び繁華街での目撃情報が増え、今では地方都市にも出没。同じ手口が、かなり広範囲で蔓延しているようだ。

    ニセ募金 取材中、渋谷駅周辺で、少なくとも総勢5人ほどのフィリピン人らしき女性が同時に募金を集めている場面に出くわした。手口は冒頭のものと全く同じだ。誰一人、募金箱らしきものは持っていない。信号待ち、待ち合わせ、喫煙中などで立ち止まっている人々に声をかけているが、ネット上でも悪評が広まっているせいか、お金を出す人はほとんどいない。

     「許可証はあるか?」と尋ねると、「アルヨ!」と言って、今度は「渋谷警察署」の文字が入った道路使用許可証らしきものを、一瞬だけ見せてくる。近くの交番で尋ねると、警察官は「よく聞かれるので確認したが、彼らが持っているのは正規の許可証だ」と言う。どうやら渋谷駅前では、登記簿謄本を許可証と偽ることはしていないようだった。

     喫煙所の前で、女性に声をかけられお金を出しそうになっているスーツ姿の男性がいた。「やめといたほうがいいですよ」と声をかけると、女性から「邪魔しないで!」と怒鳴られた。「日本語がわかるのか?」と尋ねると、「わからない」と言う。ところが記者が男性に「ネットで話題の募金詐欺ですよ」と言うと、女性は「詐欺じゃないんだよ!」と喚きだした。


    ニセ募金 全く悪びれることがない彼らだが、警戒心は強い。その場で問い詰めると、募金をやめて帰るときは周囲を警戒しながらダッシュで姿を消す。翌日、同じ場所に行っても姿は見せず、ツイッターで確認すると、別の駅での目撃情報が投稿されている。こまめに活動場所を変えているのだ。

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