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『内閣改造 海外の反応』
内閣改造について海外の反応です。
◇米「課題にともに取り組む」
アメリカ国務省の当局者は記者団に対し、「日本はアメリカの緊密な同盟国だ。われわれは日米2国間だけでなく、地域や世界の課題にともに取り組んでいくことを楽しみにしている」と述べ、第3次安倍第2次改造内閣と協力していく姿勢を示しました。アメリカ政府としては世界経済が不透明感を増し、アジア太平洋地域の安全保障環境が厳しくなる中、日本政府と連携を強化していきたい考えです。
◇中国「日本の内政 コメントしない」
中国外務省の報道官はNHKの取材に対し、「日本の内政でありコメントしない」としています。一方で、中国中央テレビなど国営のメディアは、日本国内の報道を引用する形で、内閣改造について、「主要な閣僚は留任しており骨組みは変わらない」などと伝えました。そのうえで、防衛大臣に起用された稲田朋美氏について詳しくふれ、「靖国神社に繰り返し参拝しており、歴史問題で強硬路線をとる右翼の女性政治家だ」などと指摘し警戒感を示しています。
◇韓国メディア 稲田氏に警戒感
韓国のメディアは、防衛大臣に起用された稲田朋美氏について、竹島の領有権や慰安婦を象徴する少女像の撤去などを強く主張してきた「右派の政治家」だとして警戒感を示しています。
3日朝の韓国の主な新聞は、日本の内閣改造について、防衛大臣に起用された稲田朋美氏を写真つきで見出しにとり、「右派の女性政治家」とか、「歴史認識は極右的だ」などと伝えています。とくに、島根県竹島の領有権問題や慰安婦問題に関して強硬な言動を繰り返してきたとして警戒感を示しており、竹島を巡っては、2011年に稲田氏がほかの自民党議員2人とともに竹島に近い韓国のウルルン(鬱陵)島を視察しようとソウルを訪れたものの、韓国政府から入国を拒否され騒ぎになったなどと紹介しています。
また、日韓両政府が去年末に慰安婦問題の最終的な解決で合意したことに関して、稲田氏がソウルの日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する少女像を撤去すべきだと強く主張してきたことを批判的に伝えています。
韓国政府内では、北朝鮮が軍事的な挑発行為を続けている中、日本と防衛面での協力を深めるべきだという声も出ているだけに、稲田氏が防衛大臣に就任したあとの発言や、靖国神社に参拝するかどうかを注視するものとみられます。
8月3日 17時54分 NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010620271000.html- 0
16/08/03 19:25:37