• No.2 【事件概要】 熊谷6人連続殺害事件

    16/05/13 14:22:46

     2015年9月14日、
    夕方、熊谷市見晴町の住宅で田崎稔さん(55)と妻美佐枝さん(53)が殺害される。

    同16日、熊谷市石原の住宅で白石和代さん(84)が、同市石原の別の住宅で加藤美和子さん(41)と長女美咲さん(10)、次女春花さん(7)が殺害される。

    警察官が事件の聞き込み捜査中に容疑者を発見。

    容疑者は警察の説得を無視して自殺を図る。

    警察は、頭部を強打・骨折し意識不明となったところ身柄を確保。

    病院に搬送した。

     9月24日、殺人などの容疑で逮捕状を取ったペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)が搬送先の病院で意識を回復。

    10月8日、埼玉県警は、熊谷市見晴町の田崎稔さん(55)夫妻を刺殺したとして、殺人と住居侵入容疑で、30歳容疑者を逮捕した。

     11月4日、埼玉県警は、白石和代さん
    (84)に対する殺人と住居侵入容疑で30歳容疑者を再逮捕。

    同25日、埼玉県警は、加藤美和子さん
    (41)母子3人に対する殺人と住居侵入容疑で30歳容疑者を再逮捕した。

     12月8日、さいたま地検は、鑑定留置をさいたま地裁に請求して認められたと発表した。

    決定は7日付けで、
    鑑定留置の期間は2015年12月8日から2016年3月11日まで。

  • No.3 週刊新潮 5月19日菖蒲月増大号

    16/05/13 14:33:58

    >>2

    意識を回復
    「熊谷6人殺害」
    ペルー人犯人に死刑を言い渡せるか?

     独り暮らしの親を気遣って移り住んだ夫婦に、友人想いで多趣味な84歳、そして、年端もいかぬ姉妹と母親――。

    そんな6人の命は一瞬にして切り裂かれてしまった。

    他方、意識不明のまま救急搬送された
    “犯人”は奇跡的に意識を回復したという。

    しかし、当初から奇矯な行動が特徴的だったこのペルー人に極刑判決を下せるのか。

     ***

    「容疑者の行動を見る限り、個人的には死刑が妥当だと思います」

     そう断言するのは、日大の板倉宏名誉教授である。

    「たとえば、逮捕される危機感から、任意で事情を聞かれていた警察署を飛び出すといった行動は、明らかに彼の意思に裏付けられている。
    容疑者の行動を見る限り、心神喪失はもちろん、心神耗弱とも考えづらく、責任能力がないとは言い切れません」

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