• No.84 ホワイトシチュー

    16/06/16 04:03:27

    >>83 続き

    事件当夜は主犯格の松見容疑者のみの逮捕となったが、被害女性が“他の男性にも触られた”と供述したことから、十九日になって他の四人も逮捕された。

    当初、取り調べで容疑を認めていたのは一人だけで、「計画性や悪意があったわけではないが、罪になるなら仕方がない」と供述した。

    だが、他の三人に至っては、容疑を認めるどころか、酒に酔って記憶が曖昧だったことを理由に、互いに責任を押しつけ合うような言動も見られた。

    破廉恥漢のくせに、どうやら自己保身だけは一丁前だったようだ。

    主犯格の松見容疑者も、逮捕当時こそ容疑を否認していたが、後に認める供述に変わっている。

    週刊文春の記者が直撃したとき、松見容疑者の父親はこんなふうにとぼけたらしい。

    「あの、すいません。何の話かよくわからないので」

    息子の逮捕を知らないと言った父親は、しかし、愛息の救出計画には余念がなかった。

    複数人の弁護士を用意し、今回の事件を“示談”に持ち込ませようと画策していたというのである
    (被害女性が示談に応じなかったことから、松見容疑者は起訴)。

    今回の事件にかぎらず、松見容疑者の素行は以前からよろしいものではなかったようだ。

    新学期を迎えて以降、彼らのサークルは同じような手口で、同じような痴態を演じた“余罪”があるとも言われている。

    起訴こそされなかったものの、山谷えり子衆議院議員の従甥は、逮捕された五人の中ではいちばん成績がよかったそうだ(逮捕時は修士一年生)。

    高校時代には“全国数学選手権大会”での優勝経験もある。

    権力者の従甥だけが起訴されなかった背景はさまざまな憶測を呼ぶだろうが、

    事件当夜の従甥には秀才の片鱗は見られなかった。

    奇しくもオバサマにあたる山谷えり子議員は、二〇〇四年の講演会で、次のようなことをおっしゃっているのである。

    〈いま、日本では、自分の国を滅ぼすために、子どもを教育しているのでしょうか。
    警察庁の調べでは、“見知らぬ人と性交渉するのは本人の自由”と思っている中高生が、六八%もいます。
    性のモラルが滅茶苦茶になったら国はたいへんです〉

    あなたの甥っ子さんは、国を滅ぼそうとしていますよ、センセ。

    今回の事件は強姦ではなく、また、睡眠薬を混入するなどの計画性もなかった。

  • No.85 ホワイトシチュー

    16/06/16 04:11:24

    >>84 続き

    被害女性の胸を触る、局部にドライヤーの熱風を当てるといった行為だったため“強制わいせつ罪
    (三年以上の有期懲役)”が適用されはしたが、わいせつ行為の途中で被害女性が逃げ出さなかったら、彼らの罪は“集団強姦”に変わっていたかもしれなかった。

    もしそうなっていたら、騒動はこんなものではすまなかったはずだ。

    だから、逆説的な推測にはなるが、被害女性が逃げ出したから、彼らの罪は軽減されたとも言えるのだ。

    昨年の法制審議会では、現行では性交のみを強姦罪とみなしているが、諮問では“性交に類似する行為”も強姦罪にみなすとある。

    法改正が進めば、同じ強制わいせつ罪でも、彼らの罪はもっと重くなるのである。
    考慮すべきは、次の点だ。

    三人は強制わいせつ罪で起訴されたが、不起訴の東大生を含め、加害者が複数人いた時点で、事件は“悪質”だったということ。

    そして、被害女性が抱いた恐怖心に鑑みれば、強制わいせつ罪や強姦罪といった法定刑はあるが、性犯罪はいずれも卑劣だということだ。

    元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が言う(談話は三人の起訴前)。

    「計画性・常習性が証明されれば、主犯には最高で『五年求刑で四年の実刑』が下る可能性はある。
    他の四人も、行為を助長したり、振る舞いに興奮していたとなれば共犯とみなされる。
    重くて主犯の量刑マイナス一年、軽ければ執行猶予付きというところです。
    いずれにせよ、こういった性犯罪では、被害者の処罰感情の強弱が量刑を左右します。
    さらに『東大生であること』も社会的な影響が大きいですから、加味されるでしょう」

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  • No.86 ホワイトシチュー

    16/06/16 04:19:24

    >>85 続き

    事件に加わった東大生らは、郷里では中学・高校の時分から秀才で知られていたのだという。

    もともと優秀で、受験勉強も怠らなかったのだろう。

    だから、日本の最難関校にも入るべくして入った秀英たちではあったのだが、ともすれば、いつしか東京大学に合格することだけが人生の目標になっていたのかもしれない。

    あるいは、東大生という見上げられる立場に驕りが出てしまったか――?

    主犯格の松見謙佑容疑者は、多くの工学部生と同様、大学院に進学する予定だったという。

    だが、願いは叶わないだろう。愚かな劣情と愚かな行為が自らの未来を閉ざしたことを、いまごろ彼らは噛みしめているのだろうか。

    五人が在籍する東京大学の広報課は、事実が確認され次第、今後の対応を種々検討すると応えている。
    示談の申し出を断った被害女性は、事件に加わった容疑者らを“絶対に許さない”と言っているとのことだ。

    当たり前だ。

    卑劣な破廉恥漢を許していいわけがない。
    しかし、東大にも、未来の計算ができないのがいるのだな。

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