• No.22 続き

    16/05/06 03:33:08

    >>21
     「夫が飲むと分かっていた酒に燃料用アルコールを混ぜました」

     妻は県警の事情聴取に、意外にもあっさりと犯行を認めた。

    県警は9日、殺人未遂容疑で妻を逮捕。

    県警の発表によれば、男性はこの時点で、治療の施しようがない「全治不能の急性メタノール中毒」だった。

    そして翌10日、中毒が原因の多臓器不全で死亡した。 

    県警は11日、妻を殺人容疑に切り替えて送検。

    その後、神戸地検が妻を傷害致死罪で起訴した。

    殺意が立証できないと判断したためとみられる。

     夫婦生活は思わぬ形で終焉(しゅうえん)を迎えたが、妻は捜査員から夫の死を告げられた際も取り乱した様子を見せず、反省も口にしなかったという。

    「目散るアルコール」

     一般的に燃料用アルコールは成分の約50?90%がメタノールからできているとされる。

     県警によると、妻は3月2日ごろ、夫が日常的に好んで飲んでいた紙パックの日本酒(2リットル)に燃料用アルコールを混入。

    夫はその後、複数回にわたって妻から差し出された日本酒を飲み、6日午後に急性メタノール中毒を発症したとみられる。

     酒にメタノールが混ざっていることに夫はなぜ気づけなかったのか。

     昭和大の沼沢聡教授(毒物学)によると、メタノールは無味無臭で、酒に入れても色や味にほとんど変化はなく、飲んだ瞬間に酒とは違うと自覚することは困難という。

    飲むと頭痛や嘔吐(おうと)といった症状が出始め、最悪の場合は失明や死に至ることもある。

    飲んでから40分?
    72時間は無症状のケースが多く、症状が発現するまでの時間には個人差がある。

    同じように致死量にも個人差があり、「今回の事件の場合、被害者は治療を受けているにもかかわらず昏睡(こんすい)状態に陥っている。

    かなりの量を飲まされたと推測される」と沼沢教授は分析する。

     メタノールは酒が不足していた戦後の闇市で
    「カストリ」と呼ばれて流通し、飲むと視力を失うことから「目散るアルコール」とも揶揄(やゆ)された。

  • No.23 続き

    16/05/06 03:43:33

    >>22
    夫は酒を飲んだ後も数日間は何事もなかったかのように生活していたといい、急激に進行する中毒の恐ろしさが垣間見える。

    明確な犯行動機なく…
     夫婦が暮らしていた兵庫県西宮市の分譲マンションの住民らによると、夫婦は再婚同士。
    数年前に妻の連れ子の大学生の長男(20)と一緒に越してきた。

    夫はIT会社に勤めるサラリーマン。

    妻は専業主婦だった。

     自治会のイベントに参加せず、近所づきあいはほとんどなかったというが、休日には家族3人で出かける姿がたびたび目撃されていた。

    近所に住む男性
    (66)は
    「家族仲がよさそうだったし、事件が起きたと聞いてびっくり。
    奥さんも上品な感じで、見た目の印象と事件にはギャップを感じる」と話した。 

    事件の最大の謎は、妻がいつ、どのようにメタノールの毒性を認識し、なぜ夫の酒に混ぜようと思ったのかという点だ。

     事件から約2カ月前の今年1月には、病理医を主人公にしたフジテレビ系のドラマで、メタノール中毒患者を扱ったストーリーが放映され、視聴者に広く毒性が知られるようになった。

    だが、捜査関係者によると、いつどのようにメタノールの毒性を理解したのかについて、妻は一切供述しなかったという。

    また、妻は、逮捕当初から殺意を否認。

    なぜ燃料用アルコールを混入したのかという動機についても、「夫の日常的な態度に腹が立った」「夫婦仲が悪くて離婚話が持ち上がっていた」という以上の背景は語らなかった。

     県警の捜査では、夫に浮気をしていた形跡がないことから、痴情のもつれが犯行につながった可能性はなく、保険金などの金銭目的での犯行の線もないとされる。

    妻を犯行に駆り立てた心理は依然、謎のままだ。

コメント

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返信コメント

  • No.24 コッペパン

    16/05/06 03:51:16

    >>23 続き

     ある捜査幹部は
    「犯行に至る明確な動機やきっかけがあったというより、妻の積もりに積もった不満が爆発したという方が近いのではないか」と指摘。

    一方、同じ妻子がいる境遇からは「自分自身、特に理由がなくても妻に腹が立つことがしょっちゅうある。

    明確なきっかけや動機がなくても、相手をこっそり懲らしめてやりたいという心理が働くのが夫婦なんじゃないですかね」と意味深(いみしん)に語った。

    「女は怖い」の声多数

     晩酌で妻が出した酒に毒が入っているとは、いくら夫婦仲が悪くても予想するのは不可能だろう。

    妻の隠れた悪意が事件に発展した例はほかにもある。

     兵庫県内では2月、夫(33)が自宅で入浴中、隣の脱衣所で硫化水素を発生させ、夫を自殺に見せかけて殺そうとした妻
    (32)が殺人未遂容疑で逮捕される事件が起きた。

     捜査を担当したのは、今回と同様、捜査1課。

    同課捜査員の1人は
    「ドラマの世界のような事件が2つも起きて、嫁を怖いと思うようになった。
    女性不信になりそうだ」とこぼす。

     一方、ネット上では
    メタノール事件を受けて、
    「人ごとではない」
    「俺は大丈夫だろうか」などと既婚男性を
    中心に不安の声が上がった。

    連続青酸死事件の筧千佐子被告(69)の例を出すまでもなく、女性が夫や交際相手を?毒殺?する事件はたびたび起きる。 

    犯罪心理に詳しい新潟青陵大の碓井真史教授(社会心理学)は「腕力のない女性は、相手の反撃を避けることができる毒物を使った犯罪を起こす傾向が男性よりも強い」と指摘。

    「燃料用アルコールは誰でも簡単に購入できる。
    模倣犯が生まれやすく、購入に規制をかけるような対策も検討する必要があるのではないか」と話している。

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