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郵便隠匿、窃盗容疑で再逮捕
去年、大量の郵便物を隠していたなどとして逮捕・起訴された香川県三豊市の郵便局の元社員が、ほかにも配達せずに隠していた封書を開封し、中の割引券を抜き取っていたとして、窃盗の疑いで再逮捕されました。
三豊市の郵便局に勤めていた川染奈央容疑者(24)は、日本郵便の調査で郵便物などおよそ3万8000通を配達せずに隠していたことが明らかになり、このうち2600通あまりを社宅などに隠していたとして、去年12月、郵便法違反の罪で起訴されました。
警察によりますと去年12月17日、日本郵便から警察に対して、「このほかにも隠されていた郵便物などが45通あった」という届けが出されたということです。
警察が詳しく調べた結果、川染容疑者がこのうち2通から割引券を抜きとっていた疑いが強まったととして、警察は3日、川染容疑者を窃盗の疑いで再逮捕しました。
この45通は開封されたり宛先が切り取られたりしているということで、警察は中身が抜き取られるなどの被害がないかどうか捜査しています。
警察の調べに対し、川染容疑者はこれまで大量の郵便物を隠していたことについては認めていましたが、今回の窃盗については「よく覚えていない」などと供述し、容疑を否認しているということです。
これに関連して日本郵便四国支社は、開封された45通の郵便物などがあることを、これまで明らかにしていませんでした。
去年11月に大量の郵便物の隠匿が明らかになったあと、この45通を別に保管していたところ、担当者がそれを忘れ、1か月ほど経過してから初めて警察に届け出たということです。
これについて日本郵便は「郵便物の保管方法に問題があり、社内の連絡体制が不徹底だったことをおわびします」と話しています。 02月03日
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16/02/03 21:14:35