３５歳巡査部長、交際女に捜査情報漏らす　犯人隠避で逮捕 宮崎

　宮崎県警は１３日、交際していた女を逮捕から逃れさせる目的で、捜査情報を漏らして逃避させたとして、犯人隠避の疑いで、県警組織犯罪対策課の巡査部長、児玉慶人容疑者（３５）を逮捕した。

　逮捕容疑は平成２６年８月下旬ごろ、宮崎市で、当時交際していた女に逮捕状を請求するという捜査情報を漏らし、逮捕を逃れさせた疑い。
児玉容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。

　女は２６年１０月４日に薬事法（現医薬品医療機器法）違反の疑いで逮捕され、その後不起訴になった。

児玉容疑者が今年９月上旬、逮捕された女と交際していたことを理由に「仕事を続ける自信がない。辞めたい」と上司に相談。

県警の取り調べで情報漏れが発覚した。

　県警によると、児玉容疑者は２６年３月から組織犯罪対策課で薬物捜査などを担当。

妻がいる。

　鬼塚博美首席監察官は「犯罪を摘発すべき警察官が、このような罪を犯して逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を明らかにして厳正に対処する」とコメントした。

産経ニュース