- ニュース全般
- 匿名
- 15/09/16 10:06:39
09月15日 16:51
山口組、弘道会本部“緊迫ルポ”おひざ元の名古屋 歓楽街では熾烈な切り崩し合戦も
日本最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂で、篠田建市(通称・司忍)6代目組長の出身母体で主流派の弘道会(本部・名古屋市中村区)の動向に注目が集まっている。12日には騒動後初めての定例会が行われ、同会の竹内照明3代目会長ら幹部が一堂に会するなど気になる動きをみせた。離脱派が結成した「神戸山口組」とのせめぎ合いの最前線に立つとみられる弘道会。そのおひざ元である名古屋ではいま、何が起きているのか。揺れる現場を歩いた。 (山口組分裂騒動取材班)
定例会から一夜明けた13日午後、騒動の渦中にある名古屋市中村区の弘道会本部付近を訪れた。内側が見えないように加工された窓に固く閉ざされたシャッター。要塞のような建物に日の丸がはためいている。
周囲に人影はないが、本部前の駐車場には組関係者のものらしき車が数台止まっていた。
記者がカメラを構えて撮影し、本部前を横切ろうとしたその時、車の中から複数の男性が血相を変えて飛び出してきた。
「何やっとる?」
慌てて「報道です」と名刺を出した。
組員らしき1人が、けげんな表情でこちらをうかがい、建物の中からも屈強そうなコワモテの男性が出てきた。
「報道や。報道!」
名刺を見た男性が周囲を制するように声を挙げ、こう告げた。
「撮るんなら堂々とやれ。あんな撮り方するんじゃないよ」
肝を冷やしつつ、建物をよくよく見ると、数台の防犯カメラが確認できた。連日、警察官や報道陣が殺到する山口組本部、脱退派の神戸山口組を率いる山健組本部事務所(神戸市中央区)の喧噪とは対照的な雰囲気ながら、冷たい緊張感が張り詰めていた。
(続く)
- 0 いいね