「じわじわ傷つけて最後に刺す」元妻傷害の被告

匿名

匿名

15/07/27 18:08:38

読売新聞 2015年07月26日 20時41分配信

 青森県おいらせ町で5月、復縁を巡るトラブルから元妻を連れ去って暴行し、元妻を助けようとした県警の警部補も包丁で襲ったとして、傷害や生命身体加害略取など六つの罪に問われた住所不定、型枠大工草前隆雄被告(33)の初公判が24日、青森地裁八戸支部であり、被告は起訴事実を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「被告は元妻と無理心中するつもりだった」と指摘。供述調書の朗読を織り交ぜながら、事件の一部始終を説明した。9月9日の次回期日には、被告人質問が行われる。「全て終わりにするため、(元妻を)殺して自分も死ぬつもりでした。じわじわ傷つけて最後に刺そうと」 事件から2日後の5月7日、草前被告は取り調べ検事にこう供述していた。

 冒頭陳述で検察側は、草前被告が4月以降、既に別の交際相手がいた元妻に対し、執拗(しつよう)に復縁を迫っていたと指摘。4月28日から事件前日の5月4日までに100回以上も電話をかけるなどした後、4日に改めて復縁を断られると、5日未明に「必ず復讐(ふくしゅう)する」とのメッセージを携帯電話に送りつけたとした。

 草前被告の調書などによると、被告は同日朝、ノコギリやハンマーなどを購入。包丁も用意した上で、午前11時過ぎ、元妻宅に窓ガラスを割って押し入った。連れ出した元妻と当初は山の中で無理心中するつもりだったが、途中で車がパンクし、町内の百石漁港に向かうことになったという。

 「無言で髪の毛をわしづかみにされ、車に押し込まれました。漁港に着くまでに何度も顔を殴られ、腹もカッターで真一文字に切られました」。元妻の調書では、車内での暴行の様子も詳細に説明されていた。

 元妻の長女の通報を受け、県警機動捜査隊の警部補ら2人が草前被告の車を発見したのは45分後。警部補は「被害者が腹から血を流しているのを見て『危ない』と思った」といい、窓から車中に上半身を入れて被告の右手に手錠をかけ、外に引きずり出そうとした。

 一方、「警察官に邪魔されたと思い、元妻への怒りが警察官にも向かった」という草前被告は、車内で左手に持った包丁を振り回して抵抗。警部補は「額に『ガツン!』という衝撃を受けた」が、ひるむことなく被告を車外に出し、同僚と一緒に取り押さえた。額の傷は骨に達し、首にも深さ8センチの刺し傷ができていたという。

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