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教育現場
村松亮さん(当時13歳)がいじめを訴え自殺してから、5日で1年になる。
担任と生徒がやり取りする「生活記録ノート」で、村松さんは「助け」を求めながら、教員間で情報共有されず自殺は防げなかった。
現場の教員は今も、どう情報を共有すべきか模索を続けている。
昨年7月に村松さんが通っていた中学校がまとめた報告書によると、いじめ行為は6件あったと認定。
「いじめが自殺の一因と考えられる」とした。
情報を教職員で共有できず、家庭との連携も不十分だった点なども指摘された。
報告書を受け、村松さんが通っていた中学校では同8月から、生徒へのアンケートをほぼ毎月するようになった。
頻度を多くして、生徒の状況を把握しやすくするためだ。
さらに、それまで週2~3回だった校長と主任教員らによる会議や、全教諭が参加する全体会議、学年ごとの会議をそれぞれ連日開いている。
校長は「管理者から教員まで、縦と横の連携を密にして、少しでも小さな事案でも共有する努力をしている」と説明する。
ただ、以前から全生徒に月1回のアンケートをしている盛岡市の市立中学校の校長は、限界もあると打ち明ける。
「生徒数が400人超と多く、クラブ活動での生徒との関わりやテストの採点など、教員への負担も大きい。
月1回の教職員の全体会議などで情報共有を図るのが精いっぱいだ」と話す。
生活記録ノートについても「生徒の記述の背景を読み取ることが重要だが、時間がないとそこまでできないこともある」という。
毎日新聞
いじめを訴えて亡くなってから1年になるのを前に、父親は墓前で手を合わせた=矢巾町で2016年7月4日- 1
16/07/05 17:22:49