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いじめ件数 再調査で2倍に
矢巾町で中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる問題を受けて、県内の教育委員会などがいじめの調査をやり直した結果、昨年度、確認されたいじめは、1816件にのぼり、調査をやり直す前のおよそ2倍になったことがわかりました。
文部科学省は毎年、各地の教育委員会などを通じて、いじめの認知件数を調査していて、昨年度の状況はことし6月にすでに回答を得ていました。
しかし、ことし7月、矢巾町で中学2年生の村松亮さん(13)がいじめを苦に自殺したとみられる問題で、学校から教育委員会にいじめはゼロと報告されていたことから、文部科学省は認知されないままになっているいじめがほかにもあると見て、調査をやり直すよう求める異例の通知を出していました。
その結果が公表され、昨年度、県内で確認されたいじめは、小学校で1033件、中学校で501件、高校で190件、特別支援学校で92件とあわせて1816件にのぼりました。
調査をやり直す前に比べて941件増加し、やり直す前のおよそ2倍になったことがわかりました。
県教育委員会の大林裕明生徒指導課長は、「現場では、どのような事案をいじめと判断したらよいのか迷いがあったと思う。今回の結果を踏まえ、いじめ防止の対策に積極的に取り組んでほしい」と話しています。[10月27日 12時22分]
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15/10/28 00:53:02