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- 匿名
- 14/12/31 13:33:47
年号が平成へと変わってから早26年――。世の中はなんと目まぐるしく変化したことか。
かつては常識と思われていたことも、いつのまにか非常識といわれるように……。
そこで今回は、今では考えられない昭和時代の常識について読者461名に聞いてみました。
Q.今では考えられない昭和時代の常識を教えてください(複数回答)
1位 運動中に水を飲んではいけない 28.9%
2位 電車のトイレは線路上に垂れ流し 22.8%
3位 土曜日は半ドン(午前中のみ会社や学校へ行く) 21.5%
4位 1ドルは360円 20.0%
5位 テレビは叩けば直る 16.5%
■番外編:昭和世代にとっては懐かしい光景
・給料は現金手渡し「だから給料日に父親が帰ってくると家族が恭しく出迎えたという」(24歳女性/医療・福祉/専門職)
・学校のプリントはわら半紙「プリントを先生はいつもわら半紙と呼んでいた」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・クリスマスといえばバタークリームケーキ「母にとっては懐かしいものらしいです」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学)
●総評
1位は「運動中に水を飲んではいけない」でした。今でこそ当たり前となっていますが、昔は水を飲まないのが常識。
なぜなら、「運動中に水を飲むとバテる」と本気で信じられていたからです。なかには、理屈抜きで精神論や根性論をふりかざす指導者もいたようですが……。
スポーツ医科学が進歩し、こんなことをいう人はほとんど見られなくなりました。
2位は「電車のトイレは線路上に垂れ流し」です。筆者の幼少期の話ですが、列車の便器の中を覗くと本当に線路が見えました。
「開放式便所」というそうです。走行中に自然飛散させるため、停車中は使用禁止。沿線住民からの苦情も多く、「黄害」と呼ばれていたそう。
もちろん今はタンク式トイレですので、安心してご利用ください。
3位は「土曜日は半ドン(午前中のみ会社や学校へ行く)」でした。「半ドン」という言葉も、もう聞かなくなりましたね。
オランダ語で休日を意味する「ドンタク(zondag)」が半分ということで「半分ドンタク」、略して「半ドン」になったらしいです。
公立小中学校が完全週休2日制になったのは2002年度からですから、懐かしいと思う人も多いでしょう。
4位「1ドルは360円」は、固定相場制だった1949年から71年までの話。舶来品は超高級でした。5位「テレビは叩けば直る」は、
冗談のようですが本当です。当時のテレビの故障は経年劣化やほこりによる接触不良が主な原因だったので、衝撃を与えると一時的に改善されたんですね。
こうしてみると、昭和時代がはるか昔のように感じられるかもしれません。でも、ほんの数十年前まで、これが常識だったんですよ。
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