- なんでも
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私が7歳のとき生れつき心臓に病気をもった4歳の妹が手術しました。
赤ちゃんの頃から病院にはしょっちゅう行っていたので、血液検査や注射なども痛がる様子もなく耐えていたそうです。
そして手術も決まったんですが、あまり見込みはないと言われました。
でも親は手術に賭けました。
手術室は地下?にあったみたいで暗い雰囲気の中、母は付き添いで付いていきましたが、手術室へ入って行く妹は母に泣いたりせず不安げな様子を見せるわけでもなく、手を振って入っていったそうです。
父は自営でその場におれず、私も小さかったからその場におれず、母と妹はそれが最後の別れになってしまいました。
術後、意識が戻らずそのまま亡くなったんです。
正直私は小さかったのであまり妹と一緒に何かをした記憶もなく、亡くした実感もなかったので親が子を亡くす辛さが理解できませんでした。
でも今、自分に子ができて初めて母の辛さが理解できました。
そんな私の子は妹の誕生日と同じ日が予定日で、一日早く生まれましたが、母は自分にとっての天使だと言っています。
妹が亡くなって20年。
母も3歳になる孫のおかげで段々と救われてきているようです。- 0
08/09/15 23:48:41