• No.15276 匿名

    15/09/11 03:32:31

    産経新聞

    校長室に運び込んだ女児の机
    「神戸小1女児殺害事件」から1年…
    続く残像「おじさん見ると体固まる」

     事件を風化させない-。

    そんな思いから、
    校長室には女児の机が置かれている。

    神戸市長田区で昨年9月、市立名倉小1年の女児=当時(6)=が殺害された事件は11日で発生から1年を迎える。

    「知らないおじさんを見ると体が固まる」。

    事件は社会を震撼
    (しんかん)させ、地域は今もなお、
    残像に震えている。

    “事件”まだ終わっていない

     名倉小の校長室。

    ひっそりと置かれた小さな机の上には、花が供えられていた。
    昨年4月に入学し、半年ほどしか通うことができなかった被害女児の机といすだ。
    今年3月に定年退職した前校長が「事件を忘れてはならない」との思いで運び込んだという。

     壁には笑顔でピースする女児の写真も。
    今年4月に赴任した伊藤健介校長(52)は「写真を見るたびに『子供の安全を守らなければならない』と実感する」という。

     だが、「不安を口にする児童もおり、私たちにとって事件はまだ終わっていない」とも打ち明ける。
     「1人で家に帰るのが怖い」

    「知らないおじさんを見ると体が固まる」
     大切な友達を失った児童らのショックは大きい。

    事件直後に学校に常駐していたスクールカウンセラーは、1年がたった今も週に1回訪問し、児童の心のケアにあたっている。

  • No.15277 匿名

    15/09/11 03:41:15

    >>15276 続き

    ゆるめない“警戒”

     女児が行方不明になった昨年9月11日の翌日から始まった集団下校も継続。

    児童は先生と「午後5時半には家に帰る」と“約束”しており、教員2人が自転車で校区を回り、公園などで遊ぶ姿を見かけると帰宅を促すようにしている。

     また、同小は、女児が行方不明になった11日は「安全点検デー」と定め、教員だけでなく保護者も見守り活動を行っている。

     ほかにも、ICタグ(電子識別票)を児童に携帯させ、児童が登校して校門をくぐると保護者にメールが送られるサービスや、不審者情報などを保護者に一斉メール送信するシステムも導入。

    学校や地域、保護者は児童の安全のため、あらゆる方法を実践している。

     伊藤校長は
    「悲惨な事件を繰り返さないためにも、住民や警察と連携して児童を守っていかねばならない。
    児童一人ひとりも
    『自分の命は自分で守る』という認識を持つよう学校がリードしていきたい」
    と話した。
              ◇
    神戸女児殺害事件

     神戸市長田区で昨年9月11日、市立名倉小1年の女児=当時(6)=が学校から帰宅し、遊びに出たまま行方不明となり、同月23日、自宅近くの草むらで遺体で見つかった。

    兵庫県警は翌24日、死体遺棄容疑で現場近くに住む無職、君野康弘被告(48)を逮捕。

    精神鑑定を経て今年1月、殺人罪などで起訴され、公判前整理手続きが進んでいる。

    亡くなった児童が使っていた机と椅子。「事件を忘れてはならない」との思いで校長室に置かれている=10日午後、
    神戸市長田区の市立名倉小

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