聞いてくれるだけで結構です。 へのコメント(No.62

  • No.62 匿名

    14/01/26 07:11:07

    朝が来た。
    わたしは空になった飴色の瓶を浜辺に残すとたった1つ、海に流せなかった珊瑚の欠片をポケットに入れた。
    逃げてはいけない。

    わたしは監視する側に回った。見られるではなく見る側。
    あいつの行動を見ていれば必ずわかる。
    わたしはひたすら待った。
    子どもは小学生になったであろうか、もしかしたら中学生かもしれない。

    時の経過よりもあいつを見ていなければいけない。
    いや、わたしの子どもは時が経過しないのだ。
    もう何年も前に時を止めたまま、わたしといる。

    あの子に会いに行こう。わたしの子によく似た◎◎公園前のマンションに住むあの子だ。

    わたしは、廃線の横を走る市バスに乗り、マンションにたどり着いた。隣の工場はコンビニになっていた。
    わたしの脳裏に工場の屋根に落ちた布団が浮かんだ。

    大丈夫…。


    マンションのエントランスであの子を探した。色とりどりのかばんを背負った子どもたちが野に咲く花のように汚れく美しく見えた。

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