セシール 3万5000人の個人情報売却流出

セシール」の個人情報流出

9月6日 0時55分

高松市に本社がある大手通信販売会社「セシール」の顧客３万４０００人余りの名前や生年月日などの個人情報が流出し、名簿業者に売却されていたとみられることが分かり、会社では、今後、警察に相談することにしています。

「セシール」によりますと、流出したのは、通信販売を利用した顧客３万４６９３人分の名前、生年月日、住所、電話番号などの個人情報です。金融機関の口座番号やクレジットカード番号は含まれず、これらの情報が不正に使用されたという連絡などは、今のところ入っていないということです。２日、顧客の名簿が名簿販売業者に流出しているという情報が寄せられため、この業者から名簿を入手して確認したということです。名簿は、セシールが扱っていた生命保険の勧誘業務を委託していた東京の代理店に渡したものの一部で、業務が終わったあと、委託先に破棄させたはずのものでした。セシールでは、顧客に文書で経緯を説明し、６日から問い合わせ専用の電話を設置するとともに、名簿が売却されていたとみて、今後、警察に相談することにしています。セシールは「再発防止策を講じて、信頼回復に全力で取り組みたい」と話しています。