赤ちゃんの名前ランキング へのコメント（No.1）

つづき
■人とのつながりを大切にと願う親心が顕著に

一方､女児は初首位を飾った【結愛(ゆあ)】に続き､2位に【結衣(ゆい)】､8位【結菜(ゆな)】など､｢結｣の文字が多く用いられている｡
女児の名前の漢字として人気の高い｢愛｣という字を加えることで､人間関係の希薄化や難しさが話題となることの多い現代だからこそ､人との結びつきや､愛情･やさしさを大切にしてほしいという､両親の気持ちの表と同社は分析している｡

また､平成に入って減少しつつあった｢子｣で終わる名前も徐々に人気を盛り返しつつある｡今年は2005年以降【莉子】が初めてﾍﾞｽﾄ10入りし､この他にも圏外だが【桜子】が70位(昨年158位)に､【桃子】は73位(昨年100位)と揃ってﾗﾝｸｱｯﾌﾟ｡今年の女児の名前は､目新しさだけでなくこうした伝統的な漢字も用いようという動きがみられた｡
このほか､毎年多くみられた芸能人の名前はあまり登場しておらず､今年活躍したｽﾎﾟｰﾂ選手の名前が人気だったことも､大きな特徴といえる｡
今年は芸能人を想起させる名前が男女とも少なく､古風な名前や流行に左右されず､信念を持って生き抜いて欲しい､また人との関わり合いを大切に生きてほしいという想いが多くみられた同ﾗﾝｷﾝｸﾞ｡どの名前も､子どもの幸せを心から願う親達の声の表れであり､来年はどのような名前が誕生するのか? 楽しみにしたいところだ｡