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義父の一回忌に行きたくない
DM005SH
10/08/25 23:16:47
久しぶりに書きます。 昨夜魔王DVDひっぱりだしてたので、大野さんです。長くて申し訳ないです。 ----- 心を許してもらっている、と喜ぶべきなのか。 それとも『女』として見てもらってないんだな、と哀しむべきなのか。 目の前の健やかな寝顔を見つめて、ため息が出た。 「‥ったくもう、無防備な顔しちゃってさ‥」 つんつん、と頬に触れてみる。 ‥‥起きない。 何処ででも眠れるというのは、この男の得意分野だから仕方ない。 ‥でもこの状況はさすがにマズイかな。 コンサートツアーで私の地元にきたから久しぶりに会って飲もうか、と珍しく誘ってくれたのは智くんだ。 彼らの泊まるホテルのラウンジは閉まっていたから、智くんの部屋で飲んでいて‥ そもそも、仲良くなったきっかけが美術関係の知人を介してというのもあって、お酒が入れば語り合うのは必至で。 私は他部屋に宿泊とったから、部屋の主が眠ってしまった今、ここを出ればいいんだけど‥‥ 窓際にあるテーブルで、座ったまま眠りこけているこの人。 さすがに、このままにはしておけないよね。明日もコンサートあるのに、身体ギシギシになるよね。童顔だけどいいトシだしさ。 「‥‥‥っく‥!!!」 意識がない人間って、こんなに重いの!!??初めて背負いかけた人間が好きな男って、それもどうなの!!?? どうにかベッドに運べそ‥‥「‥‥わ!!!!」 ――――――大失態。 ベッドに俯せに倒れ込んだ私の背中に、智くん‥という構図になってしまった。 もがいても重くて無理。 好きな人の体温を感じられる~とか、そんな乙女な余裕もない。とにかく重い。 何とかしなきゃ‥ 何とか‥‥‥ ピピピッピピピッピピピッ ―――あ、電話‥私の携帯‥‥ 「はい。大野です。‥はい。今寝ているので代わりに取りました。‥え?そのままの意味です。また掛けてください。では」 ―――え、ちょっと、ま‥‥「待ったー!!!!!!!」 「あ、起きた?」 「起きた?じゃなくて、智くん寝ちゃって、あれ?」 頭が全く整理できていない私の状況は、起き上がった勢いで乱れてはしまったけれど掛け布団がかけられていたらしいベッドの中。 ベッドの左側にもたれるように座る、智くん。 「おいら寝ちゃったみたいだねえ‥ごめんね?気づいたら大変なことになってた。」まったりとそう言いながら、ふにゃ、っと眉をさげて笑う。 「いや、それはいいんだけど‥いいんだけど‥今私の電話出た?」 「うん、しつこかったの。」 「誰だった?」 「村田さん。昨夜愚痴きいたセクハラの。」 「あー‥‥あ!!って!!何勝手に人の電話出て会話してんの?しかもあんな、誤解されるような‥」 「困る?」 ふと見遣ると、見たこともないくらい真剣な、智くんの瞳。 「え‥‥っと‥」 「おいらは困らないよ。そうなりたいなって、思ってたから。」 その言葉の意味を考え、答えに行き着いた瞬間、私の顔は熱くなった。 ------ 「‥‥智くん。でもずるくない?」 「なんで?」 「あの台詞。成瀬さんじゃん。」 「あれ、ばれちゃった?」 END.
SH3F
10/08/26 23:01:59
>>3553静かな夜にを聴きながら読んだらノックアウト…
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No.3553 にのにの
DM005SH
10/08/25 23:16:47
久しぶりに書きます。
昨夜魔王DVDひっぱりだしてたので、大野さんです。長くて申し訳ないです。
-----
心を許してもらっている、と喜ぶべきなのか。
それとも『女』として見てもらってないんだな、と哀しむべきなのか。
目の前の健やかな寝顔を見つめて、ため息が出た。
「‥ったくもう、無防備な顔しちゃってさ‥」
つんつん、と頬に触れてみる。
‥‥起きない。
何処ででも眠れるというのは、この男の得意分野だから仕方ない。
‥でもこの状況はさすがにマズイかな。
コンサートツアーで私の地元にきたから久しぶりに会って飲もうか、と珍しく誘ってくれたのは智くんだ。
彼らの泊まるホテルのラウンジは閉まっていたから、智くんの部屋で飲んでいて‥
そもそも、仲良くなったきっかけが美術関係の知人を介してというのもあって、お酒が入れば語り合うのは必至で。
私は他部屋に宿泊とったから、部屋の主が眠ってしまった今、ここを出ればいいんだけど‥‥
窓際にあるテーブルで、座ったまま眠りこけているこの人。
さすがに、このままにはしておけないよね。明日もコンサートあるのに、身体ギシギシになるよね。童顔だけどいいトシだしさ。
「‥‥‥っく‥!!!」
意識がない人間って、こんなに重いの!!??初めて背負いかけた人間が好きな男って、それもどうなの!!??
どうにかベッドに運べそ‥‥「‥‥わ!!!!」
――――――大失態。
ベッドに俯せに倒れ込んだ私の背中に、智くん‥という構図になってしまった。
もがいても重くて無理。
好きな人の体温を感じられる~とか、そんな乙女な余裕もない。とにかく重い。
何とかしなきゃ‥
何とか‥‥‥
ピピピッピピピッピピピッ
―――あ、電話‥私の携帯‥‥
「はい。大野です。‥はい。今寝ているので代わりに取りました。‥え?そのままの意味です。また掛けてください。では」
―――え、ちょっと、ま‥‥「待ったー!!!!!!!」
「あ、起きた?」
「起きた?じゃなくて、智くん寝ちゃって、あれ?」
頭が全く整理できていない私の状況は、起き上がった勢いで乱れてはしまったけれど掛け布団がかけられていたらしいベッドの中。
ベッドの左側にもたれるように座る、智くん。
「おいら寝ちゃったみたいだねえ‥ごめんね?気づいたら大変なことになってた。」まったりとそう言いながら、ふにゃ、っと眉をさげて笑う。
「いや、それはいいんだけど‥いいんだけど‥今私の電話出た?」
「うん、しつこかったの。」
「誰だった?」
「村田さん。昨夜愚痴きいたセクハラの。」
「あー‥‥あ!!って!!何勝手に人の電話出て会話してんの?しかもあんな、誤解されるような‥」
「困る?」
ふと見遣ると、見たこともないくらい真剣な、智くんの瞳。
「え‥‥っと‥」
「おいらは困らないよ。そうなりたいなって、思ってたから。」
その言葉の意味を考え、答えに行き着いた瞬間、私の顔は熱くなった。
------
「‥‥智くん。でもずるくない?」
「なんで?」
「あの台詞。成瀬さんじゃん。」
「あれ、ばれちゃった?」
END.
No.3600 もう
SH3F
10/08/26 23:01:59
>>3553静かな夜にを聴きながら読んだらノックアウト…
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