嵐(妄想・小説) へのコメント(No.1071

  • No.1068 あなたがいるから 2

    SN3J

    10/07/08 17:08:26

    >>1067の続きです








    あなたが消えてから半年…


    俺は何をしていたのだろう?

    ほとんど記憶にない。
    ただ、決められたスケジュールを機械のようにこなしていた。


    俺の記憶は、あなたが支配していて…

    目を閉じれば、あなたの笑顔がある。

    寂しそうな笑顔が…


    あなたは
    どう想っていたのだろう?
    俺を愛していたのだろうか?





    逢いたい
    触れたい
    抱き締めたい
    抱き締められたい


    欲望ばかり渦巻く。


    1人、寝室のベッドに寝転んで、窓から覗く空を見上げていた。

    悲しいくらいに青い空。
    うっとうしいくらい眩しい太陽。
    流れる雲。


    ただぼーっと眺めては、時の流れを感じていた。


    ねぇ、あなたは、何故ここにいないの?


    ふと視界に入ったベッド脇のテーブルの片隅に、あなたの香水を見つけた。

    あなたの香水の指定位置。


    ベッドから重い身体を起こして、それを手に取れば、懐かしいあなたの香りがした。

    「懐かしいな…。」
    俺は、微笑んで、そっと握りしめた。


    握りしめた香水を、引き出しにそっと閉まう。


    あなたの想い出にすがってしまうから…。



    引き出しに香水を置いて、目をギュッと閉じて、想い出を閉じ込めた。


    ギュッと閉じた目からは、涙が零れていて、頬を濡らす涙を手で拭う。


    「ははっ…ばっかじゃねぇの、俺。」

    あなたがいなきゃ何も出来ない自分が情けなかった。


    現実から逃げるように、俺は、またベッドに身体を沈め、目を閉じた。


    眠りに落ちる感覚の中、バタンと寝室のドアが閉まる音が聞こえた。



    重い瞼をゆっくり開ければ、そこには、見覚えのある奴が俺を覗き込んでいた。

    「ニノ…。」


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