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- 20/06/01 13:43:40
6/1(月) 11:44
校門で、体温などを記したチェックシートを教員に確認してもらう児童たち=北九州市小倉南区 2020年6月1日 午前7時58分
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休校が続いていた学校を再開する動きが1日、全国各地で相次いだ。一方、小中学生の感染確認が続く北九州市は、この日予定した市立小中学校の全面再開を先送りし、感染者が確認され休校になった4校を除き、午前中のみの授業が続くことに。学校関係者や保護者からは不安と心配の声が上がった。
■北九州市の新規感染者数の推移
5月31日までに児童5人の感染が確認され、クラスター(感染者集団)が発生したとされる市立守恒小学校(同市小倉南区)に近い市立徳力小(同)では午前8時ごろ、マスク姿の児童たちが登校した。校門では、教諭が児童の体温や症状の有無を記載する「健康チェックシート」を入念に確認。集団で登校する児童には「あまりくっつかないで」と気を配っていた。
学校では区内での感染拡大を受け、養護教諭が校内放送で手洗いやマスク着用などの予防を改めて呼びかけた。学校関係者は「感染の心配は尽きない。これまで通り予防対策を徹底し続けるしかない」と語った。
感染拡大を心配しながら児童を見送る保護者の姿もあった。2年生の子どもを持つ保護者(39)は「守恒小の子と習い事が同じで、子どもが不安がっている。登校する子が少なければ、休ませようか悩んでいる」と校舎に入っていく姿を見つめていた。
北九州市の市立小中学校では5月25日から午前中のみの授業が再開された。本来なら6月1日から授業の全面再開とともに、給食も開始が予定されていたが見送りとなった。6年、4年、1年生の児童の母親(33)は「6年生の子どもは最後の年なのにかわいそう。1年生の子も今日からの給食を楽しみにしていた。残念だが、無症状の児童から感染が広がっている状況は恐怖でしかない。一斉休校にしてもいいと思う」と話した。
市内では、新型コロナの新たな感染者が5月23~31日に9日連続で計97人確認された。北橋健治市長は「第2波のまっただ中にいる」との認識を示している。
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