- なんでも
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>>42
■筋交い(すじかい)とは、
木造(木造軸組工法)の家で、横ゆれに対して耐震性を高めるために、柱と柱の間にたすきがけする補強材である。
筋交いは、耐震性を高めるために必要なもので、現在は建売物件でもつけられている。
が、しかし、その筋交いがないものが出現している。
■2×4工法は、基本的に筋交いの概念がない。
海外から輸入されたもので、建材のサイズから2×4といっているが、正確には枠組み壁工法と呼ぶ。
壁が構造体となっているため、耐震性は極めて高い。
■木造軸組みでは
一方、 木造軸工法の進化?について考えてみると、最初は柱と梁の点と線で構成された。
次に筋交いという発想でより頑丈になった。
この筋交いはいってみれば線で支えるのではなく、面で支えることを意味していると拡大解釈してもいいだろう。
さらに構造用パネルを張ることによりさらに耐震性をあげたものも出ている。
「構造用合板で支える工法」は、和製の2×4といってもいいのかもしれません。
実際、建築中の物件を見ると、筋交いがないと違和感がありますが、なんとなく2×4と似ています。
今まで、筋交いの箇所は断熱材を入れにくいといわれていましたが、これなら難しくなさそうです。
■最近の耐震性向上の考え方
柱の太さや柱の量については昔ほどはいわれません。
今は、壁の量やバランスが主流です。
太い柱を使うより、壁をいかにバランスよく配置し、地震の時のゆれに対して、いかに一極集中をさけ、分散させるかがポイントです。
一般に、総2階で、正方形に近い形だと極めて耐震性は高いでしょう。
■まとめ
筋交いのない家は実在した。
その家は、構造用パネルを全面にはり、和製2×4のようなものだった。
壁を構造体とすることで、線から面で支えることにより、耐震性が向上していると思われる。
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15/04/15 23:16:22