ママリサ 第31回 「教育環境の変化に対するママたちの意識」について調査!

ママリサ 第31回 「教育環境の変化に対するママたちの意識」について調査!

ママスタと博報堂こそだて家族研究所がいまどきママの実態に迫る調査企画『ママリサ』!
今回は、「教育環境の変化に対するママたちの意識」調査を行いました。
以下、調査結果の主なポイントをご紹介します。

    <主な調査結果のポイント>

    ■2020年4月からスタートする「小学校学習指導要領の改訂」について
  • 小学校で新たな学習指導要領がスタートすることを知っているママと知らないママがおよそ半々に。
  • その内容を「把握していない」は6割を超え、小学生ママでも半数以上が「把握していない」と回答。
  • 学習指導要領の改訂実施について「期待している」ママが3割強の一方、「なにも変わらないと思っている」が4割弱、「不安に感じている」が3割弱。
  • ■教育環境の変化をふまえて、関心のある習い事
  • 学習指導要領の改訂や教育制度改革、これからの社会変化をふまえて、習わせている/習わせたいと思う習い事では「英会話(40.8%)」「プログラミング(31.6%)」が上位に。一方で「特にない」という回答も2割強。
  • ■こどもの習い事に関する情報源
  • こどもの習い事に関する情報源では「ママ友からの口コミ」が最も高く約7割。未就学児ママでは「ママ向け子育てコミュニティサイト」「SNS」と答えた割合が全体に比べて高めとなった。
  • ■こどもに身につけさせたい能力やスキルについて
  • こどもにどのような能力やスキルを身につけさせたいか、複数選択式で聞くと、1位「集中力(69.6%)」、2位「運動能力(66.3%)」、3位「協調性(65.6%)」、4位「読解力(62.1%)」という結果に。
  • 一方、最も大切だと思う能力やスキルを1つだけ選択してもらうと、「問題解決力」(22.5%)が最も高い結果となった。運動能力や読解力は10%未満となった。
  • ■2019年10月からスタートした「幼児教育・保育の無償化」について
  • 良い施策だと思っているママは6割強の一方、「問題があると思う」と答えたママも2割弱存在。保育の質や環境整備、保育士の待遇改善に充てるべきという意見や、保育園や幼稚園の負担が増える事を懸念する声がみられた。

リサーチ結果

2020年4月からスタートする「小学校学習指導要領の改訂」について

  • 小学校で新たな学習指導要領がスタートすることを知っているママと知らないママがおよそ半々に。
  • その内容を「把握していない」は6割を超え、小学生ママでも半数以上が「把握していない」と回答。

学習指導要領の改訂を知っているママはおよそ半数(51.1%)となり、小学生ママでは6割(低学年58.9%、高学年60.5%)が知っていると回答。その内容を「把握している」と答えたママは全体の約3割。子どもの年齢が小さいママほど「把握していない」の割合が高いが、当事者である小学生ママでも約6割がこの内容を把握していないことがわかる。

新たな学習指導要領がスタートすることを知っていますか?
新たな学習指導要領の内容について、どの程度ご存じですか?

新学習指導要領の実施について「期待している」ママが3割強の一方、「なにも変わらないと思っている」が4割弱、「不安に感じている」が3割弱。

新たな学習指導要領の実施について、「とても期待している」(1.1%)とわずか、「少し期待している」(33.0%)とあわせても、期待している人の割合は約3割にとどまった。一方で、「なにも変わらないと思っている」(37.0%)と、学習指導要領が変わっても実際の教育内容に変化がないと思っているママが4割弱となっている。「とても不安に感じている」(2.9%)、「不安に感じている」(26.0%)と、不安に感じるママが約3割となった。

「なにも変わらないと思っている」ママはその理由(自由回答)として、「教えてくれる先生が専門分野の人ではない」「教師も体制も変わっているようには見えない」等、教える側の先生のスキル不足などを懸念点として挙げている。また「不安に感じているママ」からは、「自分が学んでいないことは教えられない」「自分の考えや知識の範囲外の事を子供に教えていけるか不安に思う」という、家庭でのケアを懸念している意見などが見られた。

新たな学習指導要領について。どう感じてますか?

教育環境の変化をふまえて、関心のある習い事

  • 新学習指導要領や教育制度改革、これからの社会変化をふまえて、習わせている/習わせたいと思う習い事では「英会話(40.8%)」「プログラミング(31.6%)」が上位に。一方で「特にない」という回答も2割強。

これまでに子どもが通ったことがある習い事(過去経験を含む)では、「スイミング(54.5%)」「幼児向け通信制教育(50.0%)」が最も高くて半数以上。続いて「英会話(34.5%)」「体操(33.6%)」「ピアノ(29.4%)」が3割程度に。

一方で、新学習指導要領や教育制度改革、これからの社会変化を意識して習わせている/習わせたいと思う習い事では、「英会話(40.8%)」と「プログラミング(31.6%)」が上位となった。前述の通り、新学習指導要領の改訂を認知・把握していないママが過半数を超える中、小学校で必修となる英語やプログラミング教育へのニーズがうかがわれるが、「特にない」も23.1%と3番目に高くなっており、教育環境変化への対応に対して様々に悩むママたちの様子がうかがえる。

習い事の比較

こどもの習い事に関する情報源

こどもの習い事に関する情報源では「ママ友からの口コミ」が最も高く約7割。未就学児ママでは「ママ向け子育てコミュニティサイト」「SNS」と答えた割合が他の世代に比べ高めとなった。

複数子を育てる上で心掛けてきたこと

こどもに身につけさせたい能力やスキルについて

こどもにどのような能力やスキルを身につけさせたいか、複数選択式で聞くと、1位「集中力(69.6%)」、2位「運動能力(66.3%)」、3位「協調性(65.6%)」、4位「読解力(62.1%)」という結果に。
一方、最も大切だと思う能力やスキルを1つだけ選択してもらうと、「問題解決力」(22.5%)が最も高い結果となった。運動能力や読解力は10%未満となった。

お子さんにどのようなスキルや能力を身に着けてもらいたいですか?

2019年10月からスタートした「幼児教育・保育の無償化」について

  • 良い施策だと思っているママは6割強の一方、「問題があると思う」と答えたママも2割弱存在。保育の質や環境整備、保育士の待遇改善に充てるべきという意見や、保育園や幼稚園の負担が増える事を懸念する声がみられた。

「幼児教育・保育無償化」を「良いと思う」計と答えたママは63.0%。一方「問題があると思う」計も18.4%という結果に。現在お子さんが「幼児教育・保育の無償化」対象であるママでも、本施策を「どちらとも言えない(17.0%)」「問題があると思う(16.3%)」と回答しており、ご自身が対象となっているか否かに限らず、「幼児教育・保育の無償化」について疑問を感じているママが一定数いる事がうかがえる。 「どちらともいえない」「問題があると思う」と答えたママ達の自由回答からは、「無償化よりも保育の質の充実と保育士の給料に充ててほしい」「他の費用が値上げされた」「より保育料の高い乳幼児が対象外」「高校や大学までの学費を無償にしてほしい」などの意見があった。無償化よりも保育の質や環境整備を望む声や、幼児期よりも更にお金がかかる乳幼児期および大学進学事への補助を求める意見も多数見られた。

幼保無償化についての考え

ママリサ【教育環境の変化に対するママたちの意識】

アンケート設計:
「博報堂こそだて家族研究所※」
アンケート実施:
ママスタジアム
調査期間:
2019年12月19日∼12月26日
調査対象:
ママスタジアムユーザー(子育て中の女性)
●対象者:ママスタジアムユーザーの同居の子がいるママ n=446名
対象地域:
全国

※晩産化・少子化、共働き世帯の増加、夫や祖父母の育児参加など、近年大きく変わってきた「こそだて家族」を研究する専門組織です。「妊娠期から小学生の子どもを持つ家族」を対象にした研究調査、企画立案などを行っています。

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