• No.2 とりあえず

    PC

    06/10/05 17:37:02

    みつけたのペタリ↓
    副睾丸炎

    ふくこうがんえん

    Epididymitis



    副睾丸炎は、精巣上体(左右睾丸に隣接する渦巻き管状構造)内の細菌感染症である。精巣上体は、睾丸から輸精管(尿道につながるもう一つの管)に精子を運ぶ。この感染症は、男性に性病を引き起こす細菌(クラミジアや淋菌)に起因することが多い。

    発症率が最も高いのは、19~35歳の男性である。若年男性は、性行為で感染することが最も多いが、より高齢の患者は、性行為を介さずに罹患することがある。罹患集団全体でみると、副睾丸炎は、精巣上体にまで進展する他の泌尿生殖器(前立腺や腎臓、膀胱、尿道)感染症に起因することが最も多い。ごく稀に、陰嚢の外傷に起因する場合もある。

    副睾丸炎に罹患した40歳以上の男性の多く(66%)には、前立腺肥大やその他の泌尿生殖器系の異常が認められている。これらの患者では、通常、性病にみられるものとは異なる細菌が検出される。

    患者が引っ張ったり、持ち上げた際の外傷を訴える場合、診察で副睾丸炎が発見されることが多い。持ち上げたり、引っ張ることが本感染症を引き起こすことを示唆するデータは得られていない。

    多くみられる症状は、精巣の腫張と疼痛である。激しい炎症で、睾丸自体がひどく肥大し硬化したように感じられる。疼痛の発現は緩徐である、上述した通り、外傷に起因する。発熱がみられる患者もいる。腫張がみられるのは、精巣上体だけであり、睾丸捻転のように睾丸全体には認められない。

    診断は、理学的検査と既往歴の調査による。罹患が疑われる若年男性については、精巣スキャンを実施して、睾丸捻転を除外する必要がある場合がある。

    治療には、冷湿布(温湿布が疼痛を緩和する場合もある)やベッド上安静、抗生物質の投与を行う。陰嚢の挙上(横たわって、折り畳んだタオルで陰嚢を持ち上げる)で、腫張と疼痛が緩和する場合もある。患者が若年の男性である場合、性行為のパートナーも治療を受ける必要がある。鎮痛剤を処方する必要があることもある。抗炎症薬(イブプロフェン)も、疼痛の緩和に有効な場合がある。腫張が寛解するまで、性行為は控えなければならない。再発性あるいは治療が困難な患者は、泌尿器科専門医にかかったほうが良い。

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