• No.173 ウミウサギ

    26/05/24 15:57:09

    前半で描かれていたのは、姉側の「母が寂しがっているに違いない」「弟は冷たい」という視点で、
    最終話では母親側の「大事に育てた」「心配している」「寂しい」がかなり描かれていました。

    一方で弟側は、
    ・どんな言葉で縛られてきたのか
    ・なぜ「言っても無駄」と感じるようになったのか
    ・本音を言った時どう返されたのか
    みたいな具体描写がほとんど無いですよね。

    なので読者は、自分の経験や価値観で空白を補完するしかない。

    すると、
    「普通の親子喧嘩」を想像する人や、「心配してるだけの親」を想像する人、「もっと酷い毒親」を基準にする人には、
    弟が勝手に被害者意識を持っているように見えやすいんだと思います。

    逆に、
    泣く・被害者モード・罪悪感で縛る・境界線を越える・「家族なんだから」で押してくる、みたいな静かな圧を経験した人は、
    描写の隙間から母や姉の言動に息苦しさを感じる。

    だからここまで解釈が割れるのかなと思いました。

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