• No.2 誰に似たんでしょうね~

    26/03/25 13:08:42

    ◆指導要領見直し 文法や単語精選

    ◇会話重視は継続

     「コミュニケーション活動の時間が大幅に増え、文法を説明する時間が十分にとれない。教科書も難化したので理解が追いつかず、3年生になっても主語や動詞の語順が分からない生徒が増えた」と静岡県の公立中学校で英語を担当する女性教師(39)は訴える。「臆せず会話をする生徒が増えたのはよいが、高校入試では文法や語彙の知識が問われる。丁寧に教える時間が足りずプリントの宿題で補っている」と大阪府の公立中のベテラン教師(64)は話す。

     現行の中学英語の教科書は、各単元の英文の後に、対話的な活動の例や文法のポイントが簡潔に記載される構成が多い。「指導要領に基づき、文法などのルールは最初に教え込むよりも、英語に触れる中で気づいて習得することが重視される」と大手教科書会社・東京書籍の担当者は説明する。

     言語学が専門の大津由紀雄・慶応大名誉教授は「留学などの環境と異なり、限られた授業時間で英語を使いながらルールに気づくのは限界がある。昔の教え方では英語嫌いを増やしてしまうが、文法などの仕組みを体系的に理解する時間の確保が必要だ」と指摘する。

     文科省は来年度にも改定する中学校の学習指導要領で、英語の難易度を緩和する方向だ。有識者会議の検討を踏まえ、コミュニケーションの重視は継続しつつ、習得する単語や文法を精選し、重要な語をリスト化するなどして着実な習得を図る。現在は各教科書で扱う単語や文法が異なり、入試の出題範囲が広がる傾向もある。

     中学教科書の内容も、日常的で身近な題材を充実させる。単語の扱いの見直しなどは小学校、高校でも行い、大学入試対策で知識偏重に陥りがちな高校の英語は、会話や発表をさらに推進する。

     専門家からは小学校の英語教育について、学校間の質の差が指摘される。文科省の23年度調査では、小学校の英語担当教師の半数以上が学級担任で、専科教員などは増えたものの3割程度にとどまる。NPO法人「共育の杜」の昨年の調査では、小学校教師の過半数が「他教科に比べて英語の授業に自信が持てない」と答えた。

    続く

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