• No.1 一日一善

    25/08/09 19:59:31

    発達障害と診断される成人が増えていることも理由の1つだ。

    「発達障害は、少し前まで子ども時代に診断されるものだと考えられていました。ところが、忘れ物やミスが多い、片付けられない、時間を守れないなどの不注意症状が子どものときはなんとかなっても、大人になってから仕事や生活に支障をきたすようになり、“もしかして自分は発達障害ではないか”と受診するケースがあります。ここ15年ほどでずいぶん増えました」(本田さん)

    ■特性に合わせた環境調整を

    こうした発達障害には、どのような対応が望ましいのだろうか。本田さんは「特性をなくそうとするのではなく、それぞれの特性に合わせて環境を調整することが大事」だとし、こう続ける。

    「発達障害は特性なので、治ることはありません。僕は〈グレーとは 白ではなくて 薄い黒〉という川柳を作ったのですが、発達障害の程度はさまざまで、濃い黒の場合もあれば、薄い黒……つまりグレーの場合もあります。しかし、どんなに薄くても白にはならない。白を目指してしまうと、本人も周囲も苦しくなります」

    子どもの場合は、学校選びが重要なポイントとなる。

    学校の教育方針や校則が子どもに合うか、生徒指導のあり方などが子どもの成長のペースや特性を踏まえたものであるか、主治医や学校の関係者と相談しつつ、検討していく必要がある。どう頑張ってもなじむことの難しい環境に無理やり放り込んでしまうと適応できず、不登校やうつなど2次障害が起きるおそれがある。(略)

    先に述べた通り、子どもの発達障害は乳幼児健診で見つかることがほとんどだが、心配な場合は地域の児童発達支援センターや子育て支援センター、または小児科や児童精神科で相談するという方法がある。

    本田さんは「療育などが必要な場合は紹介してもらえますし、就学時にも通常学級がいいのか、通級がいいのか、それとも特別支援学級がいいのかなどを助言してもらえます」と言う。

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