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25/07/21 08:52:34
◆駄菓子の文化をこれからも守っていくためには… 「他にも梅ジャムを作っているメーカーはありましたが、やっぱり形も味も違う。煮て作るのですが、使っていた釜が壊れてしまって、それを修理するのに400万、500万かかると言われたそうです。でも1個10円で売っていた商品のために、そこまでの設備投資はできないですよね。そうして終売してしまった。 たとえば、作っていた人が40代や50代だったら、10円の商品を15円、20円に値上げしてでも続けようと思えたかもしれません。原材料の高騰、自分の年齢のこと、後継者の問題……いろんな要因が合わさると、最終的に終売を迎えてしまう」(同) さらに、駄菓子の売り場自体も減っている。かつてのように駄菓子屋単体で営業している店は減る一方で、クリーニング屋や文房具屋、米屋、自転車屋、高齢者福祉施設、ハンドメイドの店の一角だったりと、本業の傍らに駄菓子屋を開いていたりするケースが近年増えているという。特に、土地の高騰が進む都市部では、それが顕著だ。 また、衛生面の意識も変わった。糸引き飴のように「不特定多数が触った糸を引いて食べる」という形式は、今の衛生観念では敬遠されがちだ。着色料を気にする人も増えたという。 それでも、駄菓子問屋の主人も土橋さんも「駄菓子はすたれない」と口をそろえる。実際、今も子どもたちは喜んで駄菓子を買いに来る。そして重要なのが、大人の役割だと土橋さんは話す。 「駄菓子は子どもだけじゃなく、大人が自分のために買ってもいいのです。お酒のツマミにして、子どもの頃のことを思い出すなんて食べ方は、大人だからこそできる楽しみです。終売していくのは、いろんな事情があるから止められない部分もあるでしょう。 でも、そんなとき、後悔することなく、『ありがとう』と笑顔で送り出すためにも、普段から食べてほしいと思います」(土橋さん) 終売が相次ぐ駄菓子たち。時代が移り変わっても、この文化がいつまでも残り続けることを願っている。 取材・文/集英社オンライン編集部 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/shueisha/trend/shueisha-254583
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ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.2 主 人生は一度きり
25/07/21 08:52:34
◆駄菓子の文化をこれからも守っていくためには…
「他にも梅ジャムを作っているメーカーはありましたが、やっぱり形も味も違う。煮て作るのですが、使っていた釜が壊れてしまって、それを修理するのに400万、500万かかると言われたそうです。でも1個10円で売っていた商品のために、そこまでの設備投資はできないですよね。そうして終売してしまった。
たとえば、作っていた人が40代や50代だったら、10円の商品を15円、20円に値上げしてでも続けようと思えたかもしれません。原材料の高騰、自分の年齢のこと、後継者の問題……いろんな要因が合わさると、最終的に終売を迎えてしまう」(同)
さらに、駄菓子の売り場自体も減っている。かつてのように駄菓子屋単体で営業している店は減る一方で、クリーニング屋や文房具屋、米屋、自転車屋、高齢者福祉施設、ハンドメイドの店の一角だったりと、本業の傍らに駄菓子屋を開いていたりするケースが近年増えているという。特に、土地の高騰が進む都市部では、それが顕著だ。
また、衛生面の意識も変わった。糸引き飴のように「不特定多数が触った糸を引いて食べる」という形式は、今の衛生観念では敬遠されがちだ。着色料を気にする人も増えたという。
それでも、駄菓子問屋の主人も土橋さんも「駄菓子はすたれない」と口をそろえる。実際、今も子どもたちは喜んで駄菓子を買いに来る。そして重要なのが、大人の役割だと土橋さんは話す。
「駄菓子は子どもだけじゃなく、大人が自分のために買ってもいいのです。お酒のツマミにして、子どもの頃のことを思い出すなんて食べ方は、大人だからこそできる楽しみです。終売していくのは、いろんな事情があるから止められない部分もあるでしょう。
でも、そんなとき、後悔することなく、『ありがとう』と笑顔で送り出すためにも、普段から食べてほしいと思います」(土橋さん)
終売が相次ぐ駄菓子たち。時代が移り変わっても、この文化がいつまでも残り続けることを願っている。
取材・文/集英社オンライン編集部
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/shueisha/trend/shueisha-254583
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