• No.1 善は急げ

    25/07/19 12:47:03

    しかし事務所を退所した2カ月後、俳優の小栗旬(42)が社長を務める大手事務所「トライストーン・エンタテイメント」への移籍が突如発表されたのだ。

    「実は退所に当たり、イマージュは伊藤だけでなく、トライストーン側とも協議の場を設けたそうですが、違約金の返済について合意は得られなかったといいます。最終的に彼は返済計画も示さないまま事務所を辞め、イマージュ側は自分たちが伊藤のために取ってきた仕事のギャラについては全額を相殺に充てることで、負債の圧縮に努めるほかなかったそうです」(前出の芸能プロ幹部)

    “ステージママ”は「私の口からは何も言えない」

     それでも残債はいまも優に2億円を超える。本人との連絡が途絶えたことで、今春に伊藤の両親と債務の存在などを確認する念書が交わされたという。

     業界では「ステージママ」として知られる伊藤の母親は息子の退所に際しても、事前に複数の業界関係者と接触していた。さらに前述の高級マンションへの入居も彼女の意向によるものだったとされる。

     当の母親に違約金の返済がストップしている理由を尋ねると、

    「すみません。私の口からは何も言えなくて……。あの子も一生懸命、仕事にまい進しておりますので。見守っていただけるとありがたいと思っています」

     と言って口を閉ざす。
    所属事務所会長は「本人は頑張っている」

     一方、事情をすべて知った上で伊藤を引き抜いたトライストーンの山本又一朗会長(77)はこう話す。

    「(借金は)ちゃんと返しています。つまり……今まで(伊藤が)出演したギャラを向こう(イマージュ)は一銭も振り込んでこないんだから、(返済金として)引いてるということでしょ。健太郎は一円も入ってこず、生活費もままならないのに、頑張っていますよ」

     さらに伊藤の現状についてもこう明かす。

    「仕事は回復しつつあります。新たに主役が決まった企画もあるしね。本人はこれまでギリギリの精神状態の中でやってきて、ようやく時間の経過とともに癒えつつある状況です。事故は誰でも起こすんだから、いまはもう、そんなこと考えないよう懸命に芝居に打ち込んでいますよ。もちろん健太郎の場合、皆さんにいろいろ言われないような環境に自分を引き戻すことが一番の仕事だとは思っていますがね」

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