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    25/06/18 10:15:48

    ロール網戸の操作ひもで幼児が死亡した事故、控訴審判決を読み解く

    日経クロステック
    2024.06.25

     「製品には指示・警告上の欠陥があった」「施工者はクリップとタグを装着する注意義務と、取り扱い説明書を交付して危険性や使用方法などを説明する義務を怠った」。上げ下げロール網戸の操作ひも(以下、コード)が首に絡まり、6歳の幼児が死亡した事故を巡り、幼児の両親と兄が網戸を製造したYKK APと施工した土屋ホームトピア(札幌市)に約8000万円の損害賠償を請求していた裁判。メーカーなどの責任を認定した2024年3月の控訴審判決を読み解こう。

    【写真】上げ下げロール網戸のコードが幼児の首に絡まった。網戸を下げた状態で撮影(出所:判決文の別紙)

     大阪高等裁判所は24年3月14日、製造物責任法(PL法)に基づくYKK APの製造物責任と、土屋ホームトピアの不法行為責任及び使用者責任を認定し、2社に約5800万円を連帯して支払うよう命じた。

     裁判で原告は、法定書面が交付されていないためクーリングオフが有効だと主張し、土屋ホームトピアに対してリフォーム工事の契約解除に伴う申込金の返還も請求していた。これに対して同社は、申込金を差し引いた工事残金約1950万円の支払いを求めて反訴していたが、大阪高裁は反訴請求を棄却した。

     一審判決は原告の損害賠償請求を棄却し、申込金の返還請求だけを認めたものだったが、控訴審判決は原告の主張をほぼ認めた格好だ。YKK APは控訴審判決を受け入れた一方、土屋ホームトピアは3月29日に上告した。

    続く

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