明日はもっと良い日になる
「増加する“ADHDかも?”という不安」
子どもの「落ち着きがない」「衝動的」「集中力が続かない」といった様子に、不安を抱える保護者が増えています。かつては「少しやんちゃ」「ちょっと集中力がない子」という程度で片づけられていたような行動でも、今では「うちの子、もしかしてADHDかもしれない……」と深刻に悩むケースが多くなっているようです。
実際に「ADHDグレー」という診断を受けたという方も少なくありません。そのような保護者の方々に話を聞くと、かなり高確率で乳幼児期に親が与えていた環境に共通点がありました。
その共通点とは、子どもがまだ幼いうち(乳幼児期)からタブレットやスマホを与えて制限なく使用させていたり、長時間のゲームを容認してきていたりなど、スクリーンを見る時間が非常に長かったということです。
「本当のADHDと「勘違いADHD」がある」
ADHD(注意欠如・多動症)は、先天的な要因によって脳の機能が少し独特な発達をしていて、それが行動に表れてくると考えられています。一般的に発達障害と呼ばれていますが、実際には「発達特性」であると理解すべき部分も多々あります。
ADHDを持つ人の中には、型にはまらない「クリエイティブな発想力」や興味のあることに没頭すると発揮する「驚くほどの集中力」「好奇心旺盛な行動力」など、非常に優れた資質を持っていることが少なくありません。
社会の多様化が進む今日、そうした特性を活かして仕事や学びの場で大きく成長する方もいるほどです。実際に私が関わってきた子どもの中にも、吹奏楽の大会で金賞を受賞した子、テニスで地域トップレベルの活躍を続けている子、勉強の成績が大幅に伸びた子など、自分が興味を持ったものに集中し、素晴らしい成果を出している子がたくさんいます。
もしお子さんが先天性のADHDであると診断されたなら、いかに強みを伸ばしていくかを考え、そのための環境を与えてあげることが重要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a20f8beab40fc64f27d26e094f168966d45b762c
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No.5 何事も一度に決めるな
25/06/05 19:42:52
親族にADHD疑いがたくさんいるからなぁ
私も含めてね 変な人多いのよ
私の幼少期はスマホもタブレットもなかったわ
たぶんガチの先天性の障害でしょうね
子供は検査してないけど傾向あり
今は生き生きと過ごしてるけどね
今後どうなるかは分からない
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No.4 主 明日はもっと良い日になる
25/06/05 18:46:33
「立ち止まり、見極める視点を」
私はドクターからADHD「グレー」の診断が出ているという方に対しては「もしご自身に心当たりがあるなら、先天的なものだと決めつけずに対処方法を模索する方がいいかもしれません」とアドバイスしています。もしあなたが「うちの子、ADHDかも……」と悩んでいるのなら、まずは一度立ち止まり、“本当のADHD”なのか、“勘違いADHD”なのかを見極める視点を持ってみてはいかがでしょうか。
同時に運動や遊び、マインドフルネスなどを取り入れることで、前頭葉をはじめとする脳の健全な発達をサポートすることができます。
どうか不安になりすぎず、前向きに取り組んでいってください。
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No.3 主 明日はもっと良い日になる
25/06/05 18:40:53
これらの研究では、乳幼児期にスクリーンを見せる時間が長ければ長いほど「多動傾向」や「注意力の低下」が現れる可能性が高いこと、そして「脳の重要な部位(前頭葉など)に発達の遅れを示す変化が見られる」ことが指摘されています。
特に前頭葉は、人間の大脳の約30%を占めているといわれており、「注意や集中力」「衝動の抑制」「計画や判断」といった高度な認知機能をつかさどる部位。前頭葉の機能が低下すると、衝動的な行動が増えたり、自分の感情をうまくコントロールできず不安定になったり、学習面において計画性や集中力が欠けて成果が出にくくなったりと、「非認知能力(※)」が低下し様々な問題が生じる可能性があります。
(※)【非認知能力とは】知能検査などで数値化される認知能力(IQなど)とは別に、社会性や情動のコントロール、意欲、自己制御力、コミュニケーションに関係する能力、レジリエンス(逆境から回復する力)などを含む、多面的な能力のこと。
このように長時間のスクリーンタイムがこの領域に影響を与えることで、結果的に“ADHDのような”症状を強めている可能性が多くの研究から指摘されています。
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No.2 主 明日はもっと良い日になる
25/06/05 18:39:32
「ADHDのような症状」に関する4つの研究
① リスクが約7.7倍に……
カナダのSukhpreet K. Tamana博士らの研究(2019年)では、5歳時点で1日2時間以上スクリーンを見る習慣のある子は、ADHD症状に該当するリスクが、そうでない子の約7.7倍にも上ることが示されました。
② 注意力、実行力が低下……
シンガポールのGUSTOコホートを用いた長期研究(2023年、Evelyn C. Law博士ら)によると、生後12カ月時点でのスクリーン時間が長い乳児は、生後18カ月で行った脳波検査において前頭中央部でシータ波が高くベータ波が低いパターンを示し、9歳時点で注意力や実行機能のスコアが有意に低下していたことが報告されています。
③ 情報の処理や的確な判断・行動が難しく……
イスラエルと米国のTzipi Horowitz-Kraus博士とJohn S. Hutton博士らの研究(2022年)では、スクリーンへのアクセス頻度が高い子どもほど、前頭葉を含む複雑な行動や意思決定を可能にする神経回路と、視覚情報を選択的に処理し注意をコントロールするための神経回路網「視覚注意ネットワーク」が、一体として動作する力が低下していることがわかりました。これはつまり、目の前の情報を効率的に処理したり、状況に応じた的確な判断や行動をとったりすることが難しくなる可能性がある、ということを示唆しています。
④ 「多動」になるリスクが4.62倍に
中国で4万2841人を対象としたJian-Bo Wu医師らの大規模研究(2022年)では、乳幼児期(0~3歳)のスクリーン視聴時間が長いほど、3歳時の多動傾向が強くなり、特に1日3時間以上も視聴したグループでは、スクリーンを見ない子に比べて多動症状が出現するリスクが4.62倍高くなっていました。
これらの研究では、乳幼児期にスクリーンを見せる時間が長ければ長いほど「多動傾向」や「注意力の低下」が現れる可能性が高いこと、そして「脳の重要な部位(前頭葉など)に発達の遅れを示す変化が見られる」ことが指摘されています。
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No.1 主 明日はもっと良い日になる
25/06/05 18:37:34
一方で、先天的な要因ではなく、環境や習慣など後天的な要因によってADHDに似た症状(落ち着きのなさ、衝動性、集中力の低下など)が現れる子どもも増えています。これは「勘違いADHD」とも呼べる状態で、乳幼児期に過度なスクリーンタイムを与えられ、脳の発達に偏りが生じることに原因があるとされています。 先天性のADHDの子どもには上記のような素晴らしい強みが存在しますが、環境に原因がある「勘違いADHD」の子どもにも同じような優れた側面があるかどうかは、まだ明らかになっていません。 実際に、乳幼児期の過剰なスクリーンタイムが「ADHDのような症状」を引き起こすことは、多くの研究でも示されています。
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