SNSで活動の女性 配信中に射殺 “女性”が理由か メキシコ

2025年5月16日 8時14分
SNS上で活動するメキシコの美容系インフルエンサーの女性がライブ配信中に何者かに銃で撃たれて殺害され、地元当局は女性であることを理由にした殺人事件、フェミサイドの疑いもあるとして捜査しています。

メキシコ中西部の国内第2の都市グアダラハラ近郊で13日、美容サロンにいたバレリア・マルケスさん（23）が侵入してきた男に銃で撃たれて殺害されました。

複数のメディアによりますと、バレリアさんはTikTokやインスタグラムのフォロワー数があわせて20万に迫る美容系インフルエンサーで、事件が起きたときもライブ配信のさなかでした。

配信の映像には終始、バレリアさんの姿が写っていて、美容サロンを訪問した人物に「こんにちは、バレリアさんですか」と尋ねられたのに対し、「はい」と応じたあと、突然、銃で撃たれる様子が捉えられています。

メキシコでは男性による女性への暴力が深刻な社会問題になっていて、地元の検察当局は事件が女性であることを理由にした殺人事件、フェミサイドの疑いもあるとして捜査しています。

シェインバウム大統領は15日の記者会見で政府が現地の捜査当局と連携して真相を究明すると表明しました。