誰か教えて。今までのコメの価格が安すぎたっていうけどさ、農家ってお金持ち多いよね へのコメント（No.392）

コメント失礼します。

私は農家に嫁いだ主婦です。(実家も小作ですが兼業農家です)
義祖父までは専業農家(米、野菜、酪農)で、義父は兼業農家、旦那は会社員です。
たしかに土地は広いし家は大きいです。
でも農家だけの稼ぎでは建てられなかったですし、維持できなかったですよ。

休みがないのは農繁期で、米の場合は冬は農閑期になります。
収穫が多ければ収入は増え、災害などで収穫が減れば収入も減ります。
それでも、田んぼで使う水や肥料などの薬品、機械への出費はあります。
稲の種、土も購入しなければなりません。

機械はメンテが必要ですし、燃料も必要です。
種蒔きにも刈り取った米の乾燥、袋詰めにも全てが機械です。
田植えや稲刈りの機械は１台ウン百万円ですから、例えるなら年に１回乗るだけのアルファードを買うようなものです。※極論ですが

ギリギリの生活なら継がない…というのは『収入面だけでは判断できない』のが現実だと思います。
私の住んでいる田舎のほうだと、今も【家督】とか【長男】とかの考えが根強いので、田んぼも米を作る土地という考えだけでなく、家の財産という考え方です。

農地は簡単に売りに出せないし、地目変更も簡単にはできないはずです。
どんなに小作の農家でも、先祖からの財産を継いだ以上はギリギリでも自分たちが食べる分の米は作ろうと考える人が多いように思います。
田んぼを手放せないけど作業ができないという人は、大規模農家に作付を委託します。

米の専業農家で１家族４人が１年間生活していくためには、20ha(約60000坪)以上を作付しないといけないと聞きます。
(子ども２人の場合なら、パパママの２人で20ha作付です)

少しズレてしまいましたが…
作付からJAの買取りまでの収支だけでいうと、米はやっぱり安かったと思います。
(個人販売の農家さんに関しては分かりかねます)

お金持ちかどうかは、米が高かった先代、先々代の時代の蓄えがある＆古くからの大地主だった…とかではないでしょうか。

長文ごめんなさい。