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千里の道も一歩から
東京都荒川区内の都営バス営業所で今月1日、終点到着後に入庫したバスの車内に女子児童(9)が一時置き去りにされたことが、都交通局への取材でわかった。父親からの連絡で約25分後に置き去りが発覚。女児にけがや体調不良はなかった。
同局によると、1日午後4時55分頃、上野松坂屋前発南千住車庫行きのバスが終点の停留所に到着。男性運転手は後部座席で横になって寝ていた女児に気付かないまま、停留所近くの南千住自動車営業所にバスを入れ、その場を離れた。
女児が帰宅しないことを心配した父親が全地球測位システム(GPS)で調べると、女児が営業所にいることが判明。連絡を受けた営業所職員が車内で寝ていた女児を見つけ、父親に引き渡した。
男性運転手は、同局の内規で定められている終点到着時や入庫時の車内点検を怠っていた。同局の調査に「トイレに行きたかった」と話したという。同局は読売新聞の取材に「全営業所に事案を周知し、再発防止に取り組む」とコメントした。
読売新聞 2025/04/08 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250408-OYT1T50011/
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