ベトナム産米、日本の大手スーパー複数社のPBとして販売へ【令和の米騒動】

匿名

進むべき道がある

25/03/28 11:12:23

【ベトナム】越産コメ、日本のスーパーへ「令和の米騒動」商機にPB化

NNAアジア経済ニュース
2025/3/26(水) 11:30

ベトナムの食品流通大手タンロングループは、ベトナム産ジャポニカ米を日本の大手スーパーチェーン複数社のプライベートブランド(PB)として販売する最終調整に入った。早ければ3月末にも都市部の店舗で販売が始まるとみられる。2025年は前年6倍超の年間2万トン出荷を目標に、3月に収穫が始まった春作からは合計1万5,000トン超を輸出する。タンロンには日本全国のスーパーから「日本水準のコメが欲しい」との問い合わせが続いており、他国向けの在庫を振り向けて供給を拡大することも検討している。

タンロンは南部メコンデルタ地域(主にキエンザン省、カントー省、アンザン省、ドンタップ省)の契約農家に低農薬など日本の安全基準をクリアできる農業技術を指導し、高品質ジャポニカ米の輸出拡大に力を入れている。

PB販売を行う大手スーパー複数社は非公表。その他、中小の小売店が商社や卸売業者と購入に向けた最終調整を行っている。日本企業との調整は、地方銀行のきらぼし銀行(東京都港区)が協力している。

タンロンは、輸入米で一般的な産地を伏せたノーブランドのブレンド米販売ではなく、ベトナム産を前面に打ち出した形で展開する。タンロンは24年からすでに東京や大阪のアジア人向け食品店で販売を始めており、販売価格は24年11月時点で5キログラムで2,399円など。高騰している日本産米の2~5割の水準だ。

続く

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  • No.2 進むべき道がある

    25/03/28 11:13:50

    春作の収穫時期には大手スーパーの各部門担当者らがタンロンの水田や精米工場を視察。きらぼし銀担当者は、「特に21年に稼働し始めたばかりの精米工場の衛生管理面の評価が非常に高かった」と強調する。「特に自動化のレベルは日本以上の水準といえるのでは」と驚かれたという。

    同銀は幅広い規模の小売店や、卸売りや商社を介した販売に向けて最終調整を進めている。2月に幕張メッセ(千葉市)で開催した国際見本市では、地域密着型の商店などからも「地元産のコメでも足りない」として問い合わせを受けた。

    ■海外米の輸入が急拡大

    国産米の価格が高止まりする日本では、関税が上乗せされても海外産の割安感が高まっている。

    農林水産省によると、民間企業によるコメ輸入量は24年度は1月までで991トンで、23年度通年の2.6倍以上に急増した。

    昨年11月にはスーパーの西友が台湾米の販売を開始。他のスーパーチェーンによる米国産カルローズの販売も相次いでいる。

    【写真】タンロングループが契約しているコメ農家の水田=12日、南部キエンザン省(タンロングループ提供)

    https://www.msn.com/ja-jp/money/other/ar-AA1BDBuz

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