茶業及びお茶の文化の振興に関する基本方針(骨子案)についての意見・情報の募集について

匿名

山城守

25/02/23 19:58:17

現在農林水産省は「茶業及びお茶の文化の振興に関する基本方針(骨子案)」(https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000287626)のパブリックコメントを実施している(https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550004076&Mode=0)。提出期限は令和7年2月27日である。
海外での更なる需要拡大が見込まれる抹茶の原料となるてん茶の生産を推進することが案に盛り込まれているが、抹茶の原料である碾茶を「摘採期前に棚施設等を利用して茶園をよしず、コモ、寒冷紗などの被覆資材で 2~3 週間程度覆った「覆下茶園」から摘採した茶葉を蒸熱し、揉まないで碾茶炉等で乾燥させて製造したもの。」の定義付けられ、右「覆下茶園」に新資材・簡易な被覆方法などの栽培管理技術などが包含されている(https://www.nihon-cha.or.jp/pdf/hyoujikijyun.pdf 平成 31 年 3 月公益社団法人日本茶業中央会『緑 茶 の 表 示 基 準』p21)のみならず、被覆資材の遮光率も定義付けられていない現状では抹茶の海外での更なる需要拡大はおぼつかない。令和5年度において宇治市でも碾茶園の被覆資材44.3haの内2.7ha(6.094808%)が一段高棚という遮光の甘い被覆方法となっている(https://www.pref.kyoto.jp/nosan/documents/r5chachosa1.pdf 「令和5年度 京都府産茶の生産・流通状況等に関する資料(旧 京都府茶業統計)」16枚目)。抹茶は高価格なものほどテアニン、アルギニン等のアミノ酸含量が高い(https://www.jstage.jst.go.jp/article/cha/2018/126/2018_1/_pdf 堀江秀樹『総説抹茶の品質と機能』p2)。

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