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他人のことをあれこれ言うな
米袋の中に“虫”がウヨウヨ…未開封なのになぜ?「コクゾウムシ」「ノシメマダラメイガ」の大量発生を防ぐ方法
2025年2月14日 6時0分
FNNプライムオンライン
米の高騰が続く昨今。家計の助けに、ふるさと納税の返礼品に米を選ぶ人も多いだろう。そこで気を付けたいのは保存の方法だ。
多めに入手した場合は常温で保存しがちだが、米の害虫である「コクゾウムシ」や「ノシメマダラメイガ」がわいてしまう要因にも。
食品害虫に詳しい農研機構食品研究部門主席研究員の宮ノ下明大さんは、「食べても健康に問題はない」としつつ、虫を発生させないためには、「密閉性の高い容器に低温で保存」「2カ月以内で食べ切る」「乾燥トウガラシを入れた場合は1カ月で交換する」という3つのポイントが大切だと言う。
米にわく虫について詳しく聞いた。
◆ある日“黒い虫”が大量発生
4人家族のAさんはある年末、「子供も2人いるし、何よりお得だったので」と、ふるさと納税の返礼品として無洗米を選択。翌年の2月に到着した。
「少し多すぎるかな」と感じたものの、保存には気を配っていたという。未開封の袋は日の当たらない冷暗所で保存。開封した袋は都度米びつに移し替え、冷蔵庫の野菜室で保存していた。
しかし、梅雨明けの時期に悲劇が訪れる。ある日Aさんが新しい米袋を開けようとすると、袋の中で動く小さな黒い虫が大量発生しているのを見つけたのだ。
「米粒よりも小さい黒い虫で、袋の中で米を動かすたびにウヨウヨと大量に出てきました。未開封の米がたくさん残っていたのですが、その全てに黒い虫がいて、今でも思い出すと寒気がします」
ネットで調べたところ、“コクゾウムシ”ではないかと推測したAさん。「子供に健康被害も出てくるのでは」と、不安になったという。
◆梅雨に繁殖する「コクゾウムシ」
「状況からして、おそらくコクゾウムシでしょう」と宮ノ下さん。
成虫は茶褐色~黒褐色の身体で、前方に長く突出した象の鼻のような「口吻(こうふん)」を持ち、それを使って穀物に穴を開けて卵を産み込むのが特徴。冬は冬眠しているが、暖かくなると動きが活発になり、梅雨に繁殖期を迎えるという。
Aさんの事例では未開封の袋から見つかったが、いつ袋に入ったのだろうか。
続く
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No.2 主 他人のことをあれこれ言うな
25/02/16 10:09:21
宮ノ下さんが勧める方法は次の通りだ。
◆3つのポイント
・密封性の高い入れ物に米を入れ替えて低温で保存する
お勧めは2リットルのペットボトルに米を移し、冷蔵庫で保存する方法。ペットボトルは透明のものを選び、時々状態をチェックしよう。蓋をきっちり閉めることを忘れずに。
・40日から2カ月で食べ切る
保存期間が長くなるほど、虫の発生リスクも高まる。また、大量に保存していると、そのぶんにおいも強くなるため、においに引かれて虫が寄ってくる可能性が高くなる。
・「乾燥トウガラシ」は1カ月に1回交換
虫よけのために乾燥トウガラシを米びつに入れている人もいると思うが、宮ノ下さんは、「入れる場合は必ず月1で交換してほしい」と話す。「乾燥トウガラシは、においが強いうちはコクゾウムシを寄せ付けないことが確認されています。ただし、においが弱まってくると、トウガラシの害虫として知られるノシメマダラメイガのエサになってしまうためです」
日本人が米を食べ始めた縄文~弥生時代から存在していたというコクゾウムシ。長い付き合いの彼らには申し訳ないが、なるべく視界からシャットアウトして、おいしい米を守りたいものだ。
宮ノ下明大
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(通称:農研機構) 食品研究部門 食品流通・安全研究領域 食品安全・信頼グループ 主席研究員。農学博士。貯蔵穀物や加工食品に被害を与える食品害虫の防除技術と食品への混入防止技術を研究。玄米貯蔵施設や食品工場などの現場で使える知識の普及や、防除技術の開発を目指す。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/28147150/
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