「とにかく静かにしてほしい」追い詰められた80歳の夫は85歳妻の首に手をかけた

匿名

ミキサー

24/09/02 12:14:38

被告は介護に専念するため、シルバー人材センターでの仕事をやめた。事件直前の携帯電話の未送信フォルダーには「限界です」と書かれたメールが残されていた。

ある日の夕飯後、妻がいつものように「財布を返せ」「浮気しているんじゃないか」と被告を問い詰めた。「相手のところに行く」と興奮した様子で外に出ようとしたのを必死に止め、寝室のベッドに座らせた。

それから4時間以上、支離滅裂な内容を繰り返し責め立てられた。「静かにしてほしい」。気がつくと右手が妻の喉をつかんでいた。あおむけに倒れ込んだ妻の首を両手でつかみながら、近くにあった血圧計の電源コードでさらに締め付けた。

我に返った時には、妻は動かなくなっていた。被告は隣のベッドに腰かけて酒を飲みながら、横たわる妻の顔を見つめていた。「自分だけが生きているのはありえない」。台所から牛刀を持ってきて自分に突き刺そうとした。しかし、踏ん切りはつかなかった。(略)

事件に至る経緯を聞き終えた検察官は、被告に「なぜ殺したのか」と動機を追及する。被告はこう答えた。

「妻は元々理路整然としていて、グループがあればリーダーをやるような人。それが自分のやっていることが分からなくなるようになったのが、すごくかわいそうに感じてしまいました」

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