みんなでゴール
五輪出場を相次いで逃した韓国 サッカーもバスケもバレーも 超少子化社会が抱える苦悩
https://globe.asahi.com/article/15295777
五輪スポーツの団体球技で韓国の不振が深刻だ。サッカー男子は、東京大会まで続いていた連続出場が9大会で途切れ、団体球技で出場権を得たのは、ハンドボール女子だけ。背景には、「超少子化」の社会がある。現場を訪ねると、危機感が広がっていた。(略)
「私が子どものころはソウル周辺だけで、バスケ部がある小学校が20校以上あった。今は3校だけです」と仁憲高校のバスケ部顧問、シン・ジョンソクさん(48)。中学、高校も先細りの傾向は変わらない。
シンさん自身は3人兄弟で、今は3人の娘の父だ。ただし、中学3年の長女と中学1年の次女はバスケはやらず、小学2年の三女だけが楽しんでいるという。「妻はバスケに乗り気ではなかった。勉強が大事だと」と苦笑いした。
女子バスケットボールの元韓国代表、チョン・ジュウォンさん(51)を訪ねた。2000年シドニー五輪の切符をかけた大一番で日本を破り、本大会もベスト4まで勝ち上がったときのスター選手だった。
今は国内女子リーグの強豪、ウリ銀行でコーチを務めるチョンさんは「バスケ部に5人しかいない高校もある。反則で退場になれば、4人で試合をすることもあると聞きます。出生率は0.72でしょう。人口が減れば、スポーツをする人が減るのも当たり前」
出生率が1を下回るのは、先進国が名を連ねる経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国で、韓国だけだ。
昨年、韓国でも日本の人気バスケ漫画「スラムダンク」の映画版が公開されて大ヒットしたが、「特効薬にはなりません」。一人っ子が多く、スポーツより勉強を優先させる風潮が強いという。日本以上に学歴社会といわれる韓国の現実がそこにある。
そして、少ない分母を競技間で奪い合う。中学・高校バスケットボール連盟によると、背の高い有望なバスケ選手をバレーボールのチームが引き抜く動きがあるという。(略)
バスケの場合、高校で連盟に登録する運動部は全国で男子が30、女子が19しかない。女子の部員数は昨年度で計142人と、30年前に比べて半分以下に減った。(略)
続く
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No.1 主 みんなでゴール
24/08/02 10:36:33
1988年のソウル五輪、2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)日韓大会は、韓国を世界にアピールする舞台装置であり、国民の士気高揚にもつながった。
だが、そんなスポーツの役割は、過去のものになりつつある。
「サッカー、お前もか…」
4月27日に配信された「朝鮮日報」(電子版)の見出しに、悲哀がにじんだ。
サッカー男子のパリ五輪最終予選で、韓国は準々決勝でインドネシアに敗れ、出場を逃した。見出しは、さらに続いた。
「没落した韓国スポーツ界、パリ五輪選手団の規模はここ48年間で最小」
「常連」のバスケやバレーなども、出場を逃したのだ。(略)
スポーツ界が再浮上する手立てはないのか。仁憲高校のシン・ジョンソクさんは愛好者を増やすことが欠かせないと語る。「一握りのエリート校だけでなく、クラブチームも含め、裾野を広げることが大切だ」
同校のバスケ部には1人、ナイジェリア出身の父を持つ選手がいた。
日本代表チームでは近年の傾向として、男子の八村塁、女子の馬瓜エブリンら、親が外国にルーツを持つ選手たちが存在感を放つ。サッカー男子でパリ五輪切符をつかんだU23代表もアジア予選で23人中4人がそうした選手たちだった。韓国はそんなケースは少ないという。
シンさんは「これまでは移民系の選手を代表に入れることにアレルギーがあったが、多様性、共生が叫ばれる時代になり、国民の意識も変化しつつある」。
元女子代表のチョン・ジュウォンさんも、賛同する。コーチを務めるウリ銀行にも小学生年代の下部組織を作った。
「選手や、元選手たちが指導すれば、基礎から学べて上達するスピードも早くなる。うまくなれば、バスケが楽しくなるし、クラブチームからエリート系の部活に入る子が出てくれば、理想的だ」
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