「椅子引き」で下半身まひに…バスケ選手の夢絶たれた男性「絶対しないで!」 切なる願い

匿名

若い力(金沢市限定)

24/05/01 18:33:12

椅子を引く、という子どものちょっとしたいたずら。これが人の一生を狂わせるほどの大事故につながることがある。「新学期が始まった子どもたちに事実を伝えたい」。このいたずらで障害を負った男性に話を聞いた。

10年前、当時高校3年生だった山田さんは、席に座ろうとして同級生に椅子を引かれ、背中とお尻を強打し、病院へ救急搬送された。

山田さんは当時について、「脊髄が打ち所が悪かったっていうのもあって、潰れた感じっていうか…そこから痺れと、痛みが発生したというふうに言われた」と振り返った。

山田さんは医師から手術を勧められたが、その選択はとても辛いものだった。

なぜなら山田さんは、八村塁選手と対戦した経験もあるなど、プロを目指すほど実力のあるバスケットボール選手であり、当時は国体の選考会とウインターカップを控えていた。

山田さんの事故について、ダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介氏は「いたずらや悪ふざけなどと言うと軽く感じられてしまうが、引き起こされる結果はあまりにも重大。『学校で起きたことだから』と言い方を丸くする必要はなく、明確な加害行為と言える。いじめが暴行や傷害、スカートめくりが強制わいせつに当たるのと同じだ」と指摘。

「学校の先生も『悪ふざけはいけませんよ』『いたずらはやめてくださいね』ではなく、『人の一生を左右することであり、命に関わる』『犯罪にもなる』といった言葉も使いながら、しっかりと児童・生徒に伝えていくことが大切だ」と訴えた。
https://times.abema.tv/articles/-/10124709

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