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さくら鍋
1974~75年の連続企業爆破事件のうちの一つに関与した疑いがあるとして指名手配されていた桐島聡容疑者(70)は死亡する約2週間前、神奈川県藤沢市にある勤務先の工務店前でうずくまっているのを、近所の人に発見されて救急搬送されていた。当時、介抱した人たちは「指名手配中の人物とは全く気づかなかった」と口をそろえた。
工務店近くに住む50代の夫婦は1月14日午後3時半ごろ、車で帰宅途中、青いジャンパーを着た男性が路上にうつぶせで倒れているのを見つけた。車を道路脇に止めて近づいたところ、男性は自力で体を起こすことができず、近くに嘔吐(おうと)した跡があった。男性は小さくかすれた声で「胃のがんで、うまく言葉が話せないんだ」と言ったという。
「救急車を呼びましょうか」と声を掛ける夫婦に、男性は「近くのスーパーマーケットにどうしても行く」と答えた。夫婦が「この体では無理だ。必要なものは私たちが買ってくる」と説得すると、男性は「ソーダ味のアイスキャンディー『ガリガリ君』とマスクメロン、箱のティッシュ」を求めたという。
妻がスーパーに向かっている間、夫は近くに住む男性会社員(61)とともに両脇を抱え、男性を2階建てアパートの自室に連れて行った。室内は物が散乱して足の踏み場もなく、仕方なく玄関に座らせた。
※続きは元ソースでご覧ください。
毎日新聞 2024/2/27 12:47(最終更新 2/27 13:08)
https://mainichi.jp/articles/20240227/k00/00m/040/080000c
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