• No.1 わかめ鍋

    24/01/26 23:16:53

    親という「役割」との強すぎる同一化は、厳しい言い方ですが子どもを支配することで自分の存在感を強めようというエゴの欲望そのものです。
    母親に限らず父親の中にも、役割と同一化し親としてのアイデンテイティを維持したいがために子どもを操り、自らの果せなかった夢を実現させようとしたり欠落を埋めようとする人もいます。

    仕事や人間関係など今イチうまくいってない、人生に不満や欠落感を抱えている人に多いと感じます。(社会的地位の高低は関係ない)

    もちろん親は意図的にやっているわけではありません。無意識で我が子に自分の理想の人生を投影しているのです。
    自分が支配的な親だとはみじんも思っていないのです。

    だからこそタチが悪いといえます。無意識レベルの欲求(衝動)は制御不能で暴走しやすいからです。
    それどころか表面上は子どものことを心配しているように見えるし、当人も子どもの将来を思ってのことだと信じ切っているからです。周囲からは教育熱心な良い親だと評価されていたりするでしょう。

    このような親に育てられた子どもは当然ながら自立心を阻害され、自己決定能力もなく他者との健全な人間関係の構築にも困難を感じるでしょう。そしてもっとも悪いことは、人生に満足感や幸福感をあまり感じられなくなることです。
    なぜなら満足で幸福な人生を歩むためには自由の感覚が必要ですが、彼らには「自由」ということがよく分からないからです。
    むしろ自由に選択したり行動することが何か親を裏切るような一種の罪悪のように見えるのです。

    このように親があまりに「親の役割」と同化することによって、親子2代に渡って不幸の連鎖が生じてしまうことさえあるのです。

    だから親は自分が「役割」を演じすぎていないか点検し、親という役割にアイデンティティを求めすぎていないか気づくことが必要です。
    親子に限らず過剰な役割演技は真の人間関係を阻害するものです。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。