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【判決を傍聴した人は】
25日、判決を傍聴した人からは、青葉被告に死刑判決が言い渡されたことについて、さまざまな声が聞かれました。
京都市の60代の男性は「遺族の中には目を伏せている方やずっと前を見ている方などさまざまでしたが、最後、法廷を出る際には涙を流している方が多くいました。死刑の判決は妥当だと思います」と話していました。
京都市の20代の男子大学生は「多くの人を殺害したことや、“アニメ”という日本の宝を奪ったということを考えたら判決には納得できます」と話していました。
また、三重県の50代の男性は「できれば死刑ではなく無期懲役によって一生をかけて罪を償ってほしかった」と話していました。
【被告治療の医師が会見】
25日の判決を受けて、事件直後、青葉被告のやけどの治療にあたった医師が京都市内で記者会見しました。
鳥取大学医学部附属病院高度救命救急センターの上田敬博 医師は、5年前の事件当時、勤務していた大阪の病院で、全身に重いやけどを負い、ひん死の状態になった被告の治療を担当しました。
上田医師は「目の前で絶命しかけている人がいれば救い、司法の場に立たせるのが自分の職務だと思って治療にあたった」と当時を振り返りました。
治療中には被告と言葉を交わすこともあったということで「被告は言葉の使い方や表現があまりうまい人間ではないと感じていたので、遺族や被害者の気持ちを逆なでしないか心配していた。実際に被告の発言を不快に思った人はいると思う。一切かばうつもりはないが被告なりに伝えようとしたところはあったのではないか」と述べました。
そのうえで「事件の経緯が、被告自身の問題だけなのか、それを取り巻く社会的な課題があるのかということを検証し、どうしたら防げたのかということを考えていくべきだと思う」と話しました。
つづく- 0
24/01/25 21:43:46